ガチャガチャ(カプセル玩具)

 ガチャガチャ(ガチャポン)にはおもしろいものがあることがあります。

地球儀地球の歴史
エッシャーのフィギュア
学研 大人の科学 世界の発明コレクション
学研の「科学」と「学習」
(1) 第1弾
(2) 第2弾
(3) 第3弾
(4) 第4弾
(5) 第5弾
ミーバ・ペッタンハンド

 


地球儀地球の歴史

 これはエポック社が2008年12月に発売したカプセル玩具です。カプセル部分が地球儀となり、中に支柱と台座が入っています。全5種類、全球凍結時代(スノーボール・アース)、パンゲア大陸、恐竜時代ジュラ紀、そして現在と現在のクリスタルバージョンです。発売されたのに気がつくのが遅れ、2009年3月に入手しました。

 ただ、中に入っている解説書で、スノーボール・アース時代を約5億年間としているのが残念。スノーボール・アース時代はいまから6億年前〜8億年前ころ(もっと遡ると20億年以上前にもあったらしい)と考えられています。またパンゲア時代もいまから約2.5億年前としていますが、2.5億年前というともう中生代が始まってしまうので、もう少し前の方がいいと思います。さらに恐竜時代のジュラ紀を約2億年前としていますが、これまた2億年前だとジュラ紀の始まりの年代なので、本当はもう少し後の方がいいと思います。

 でもこうしたアイデアのガチャガチャはおもしろいと思います。地球科学・宇宙科学を題材としたガチャガチャが他にも出ないかなぁ。

 地球の歴史については、こちら(全球凍結や大陸の集合離散)、こちら(地質年代)を参照。

全部で5種類
全球凍結 超大陸パンゲア 恐竜時代ジュラ紀
現在の地球 現在の地球クリスタルバージョン
中に入っている解説書

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2009年3月記

エッシャーのモチーフのフィギュア

 2006年11月(〜2007年1月)、東京渋谷Bunkamuraで開催されたスーパーエッシャー展の出口にあったガチャガチャにありました。1個300円、全6種類をゲットするために3,600円投資しました。

深み でんぐりでんぐり(丸まった姿はこちら
地下聖堂での行列、燭台は夜光塗料。 滝(部分)習作
球面鏡のある静物 ドラゴン

2006年11月記

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学研 大人の科学 世界の発明コレクション

 これは1カプセル300円と子供では手を出しにくい価格設定。だいたい、300円のガチャガチャなどあまり見かけません。ようやく、都内某所で見つけ、例により大人買い。また、「科学」と「学習」ミニコレクションシリーズと異なり、実際に試すことはできません、って当たり前か。

J.スティーブンソン(イギリス、1781〜1848)のロケット号(1829年)。13トンの荷物を引いて、47km/hで疾走した蒸気機関車。 O.リリエンタール(独、1848〜1896)のグライダー(1893年)。1896年に墜落事故で死亡。
タゲール(仏、1787〜1851)のダゲレオタイプ(銀板写真)カメラ。これは1839年に市販されたもの。 A.G.ベル(米、1847〜1922)の電話機(1876年)。このタイプで特許をとりエジソン達ライバルに勝利する。
エジソン(米、1847〜1931)の蓄音機。音質にこだわった円筒形型。最初に録音されたのは「メリーさんの羊」(?)。ベルリナーの円盤形タイプとの競争に敗れる。録音機はこちらも参照 ニュートン(英、1642〜1727)の望遠鏡(1668年)。色収差が出ない反射式望遠鏡。ニュートンのページも参照。

2004年2月記

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学研の「科学」「学習」シリーズ

(5) 第5弾

 学研科学と学習ミニコレクションパート5。8月末に出ました。9月に入ってゲットしました。からくりタイマーがなかなか出ませんでした。水車小屋×8、日光写真×3、アリの巣観察セット×3、光るガイコツキット×1、からくりタイマー×1でした(;.;)。

からくりタイマー。振り子が不思議な動きをする。設定した時間がたつとベルが鳴る。 アリの巣観察セット。まだアリはゲットしていません。小型のアリを探しに行かなくては。
水車小屋。屋根と壁をはずすと中の様子が見えます。 日光写真
光るガイコツキット。 オレンジ色にぼーっと光ります。

(4) 第4弾

 学研科学と学習ミニコレクションパート4。3月末に出たようですが、4月に入って手に入れました。今回は9回の挑戦で、全5種類が揃いました。内訳は、「ミラクル万華鏡」×3、「超筋ロボゴムニン」×2、「ケミカルマジック×2、「スパー望遠鏡」×1、「光るガイコツ」×1です。

ミラクル万華鏡。いろいろな使い方ができます。 超筋ロボゴムニン。すごく伸びる。パチンコにも秤にも使えます。
ケミカルマジック。ヘビリン、イクラもどき、つぶつぶスノーの3種類。 第3弾と共通。スーパー望遠鏡。 光る!がいこつ。まだ組み立てていません。

2004年4月記

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(3) 第3弾

 学研科学と学習ミニコレクションパート3。昨年12月初旬に出ていたようです。新年になって気が付き、TSUTAYAに走りました。今回は11回の挑戦で、全5種類が揃いました。内訳は、「紙すきキット」×4、「水陸両用ゴム電池カー」×3、「ズーム望遠鏡」×2、「拡大トレー サー」×1、「フルーツ電池実験セット」×1です。

フルーツ電池実験セットです。 望遠鏡です。もちろんきちんと見えます。
水陸両用ゴム電池カー。フロートを装着した状態です。 紙漉セット。 拡大トレーサー。昔パンタグラフとかいっていました。オリジナルの図を拡大します。

2004年1月記

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(2) 第2弾

  学研の「科学」と「学習」の第2弾です。今回は東北自動車道安達太良SAでゲットしました。9回の挑戦で全部が揃いました(第1弾は11回の挑戦が必要だった)。例により大人買いをして、5種類を一気に揃えました。内訳は「ゴム電池ハムスター」×3、「てづくりオカリナセット」×2、「スーパー顕微鏡」×2、「おばけえび飼育セット」×1、「インテリア地球儀」×1でした。

ゴム電池ハムスター。これは組み立ててみました。ゴム動力(電池に見立てる、背中にしょっている)で動きます。1年の科学。 このシリーズの人気者、スーパー顕微鏡。今回は紺色です。4年の科学。
インテリア地球儀。カプセル(上左二つ)が地球儀本体、それに3片×8枚+北極・南極の地図を貼っていきます。虫眼鏡もついています。完成したら台(右上)に乗せます。6年の学習。 お化けエビ(アルテミア・サリーナ、別名プラインシュリンプ)飼育セット。前左のフクロが卵、右がエサ。白粉は「海水のもと」です。観察用虫眼鏡もあります。カプセルが水槽になります。1年の科学。 手作りオカリナキット。粘土でオカリナを作ります。4年の学習。

2003年8月記

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(1) 第1弾

  学研の「科学」と「学習」の付録がミニサイズに変身して、ガチャガチャになりました。今回は第1弾だそうです。例により大人買いをして、5種類を一気に揃えました。内訳は「ドロポン」×4、「宝石・鉱石セット」×3、「結晶ツリーセット」×2、「金ぴかコインセット」×1、「スーパー顕微鏡」×1でした。

スーパー顕微鏡。反射鏡、スライドグラス&カバーグラス付き。4年の科学。 宝石・鉱石セット。左は拡大鏡。紅水晶、紫水晶、緑水晶、鉄鉱石です。5年の学習。水晶の説明が「パワーストーン」(例えば紅は『恋のパワー』とか)になっていてちょっと残念。
金ぴかコインセット。石膏で「開基勝宝」と「二十円金貨」を作ります。3年の学習。 結晶ツリーセット。尿素で結晶の花を作ります。3年の科学。 不思議な物体・ドロポン。PVA(ポリビニルアルコール)とホウ酸ナトリウムでスライムを作ります。

2003年4月記、2003年8月追記

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ミーバ・ペッタンハンドなど

 ミーバ(ギョロミーバ)は、シリコンプラスチックだと思いますが、粘弾性をよく示します。むかしガチャガチャでなく、ふつうのおもちゃとしてもはやったことがあります。

 「流れる固体」のいい材料です。丸めて床に落とせばボールみたいによく弾みます。弾性的性質です。ゆっくり引っ張るとだらだらと延びます。塑性的性質です。さらに急に引っ張るとちぎれます。固体的に破壊が起こるわけです。むかし、ソニープラザで手に入れたアメリカ製の同じようなものは本当に流れました。ちぎって容器に戻して一晩くらいおいておくと、下の方に流れて一つにまとまりました。ミーバはそれほどの流動性はありません。

 地球のマントルもこうした粘弾性があり、ゆっくりゆっくりと流れます。地層のしゅう曲でもそうしたものが見られることがあります。地殻がマントルに浮いているというアイソスタシーが成り立つのも、マントルに流動性があるからです。マントルプルームもそうです。もちろん瞬間的に加わる力に対しては、マントルは固体(ふつうの岩石)として振る舞います。

 ミーバについてはここも参照してください。学校で展示したときのパンフレットを若干変更したものです。また、流れる固体は、そのものズバリの題名「流れる固体」(中川鶴太郎、岩波科学の本、1975年)は大変な名著なので、もし図書館などにあればぜひ読んでみてください。残念ながら絶版なので入手は難しいでしょう。

 このギョロミーバは関東地方の観光地のガチャガチャでゲットしました。子供達の羨ましそうな視線を受けながら、一度に大量購入しました。いわゆる“大人買い”ですね。

 もう一つは名前を確認することを怠ってしまいました。“ペタ”がついていたと思います。当然中をあければ、名前や製造元が入っていると思ったのですが… スライムよりもう少しかたい感じです。なによりも、“形”を保ちます。でも、スライムみたいにべとべとした感じです。これはたぶん以前は「カメレオンの舌」とか、壁に投げるとペタッと貼り付きペタンペタンと落ちてくるタコとか、ペッタンハンドとかいうものと同じ素材だと思います。

 これは東北地方のスーパーマーケットのガチャガチャにありました。これも大人買い(^^ゞ

 さらに、木曽福島のスーパーマーケットには、ペッタンハンドがありました。当然これも大人買い(^^ゞ

これが容器です このように丸めるとボールみたいによく弾みます。 形は自由に変えることができます。
べたべたしていてペタッとくっつきます。引っ張るとすごく延びます。でも、力を抜くともとの形に戻ります。右はペッタンハンドというやつです。木曽福島のスーパーマーケットにありました。振り回して伸ばしてペタッとくっつけます。

2002年8月記、2003年8月追記

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