烏帽子岳

 2005年6月24日。前回の御荷鉾で気になった西上州の烏帽子岳を目指しました。最近はなかなか早く起きられなかったのですが、この日は2時過ぎに起きました(前日は21時過ぎに寝ています)。ちょっとメールチェック、必要な返信をしてから出発準備。とはいっても、ちょこっと登ってくるつもりだったので簡単です。

 3時過ぎに出発。上信越道の下仁田ICを目指します。ICを出た付近にあるコンビニで食糧などをゲット。大仁田ダム下の駐車場まではよかったのですが、烏帽子登山道入り口が見つからない。見つかったのですが前回の御荷鉾の帰りに見たときは、きちんとした駐車場があり、その奥に登山道入り口があるような記憶でした。

 ダムの方にいったり、御荷鉾林道に入り込んだりして探します。結局最初に見つけた入り口が正解で、道路の反対側にかなり大きな駐車スペースがあるのでした。もう一度ダム下の駐車場に戻ったりしてからこの駐車場に車を入れ、コンビニでゲットしたおにぎりを食べます。

 出発は6時35分。最初は沢沿いの緩い登りです。しかし一つの沢を越すときに、ロープを使って登るような急登が登場。これを越えるときつい登りが連続。コルの直下は雨上がりの滑りやすい道を、垂らしてあるロープを頼りに登ります。コルは7時45分。ここは、烏帽子岳とマルの分岐です。マルは展望がないというのでパスして、左の烏帽子岳の道を上ります。頂上の岩場を巻きながらようやく、標高の割に高度感のある頂上へ。頂上までも結構厳しい登りです。頂上到着は7時50分でした。よく晴れていれば展望抜群でしょう。記念写真を撮ったりして少し休みます。

 滑りやすい道を下山開始。悪戦苦闘。登山道入り口に戻ったのは、9時35分でした。時間的には短かったのですが、久しぶりの山行だし、道も滑りやすく、ちょっと疲れました。

 まだ早いので、前回の御荷鉾山行でも走破した御荷鉾スーパー林道に入り込み、ダート走行を楽しみます。かなり舗装は進んでいますが、それでも結構ダートが残っています。とくに南牧村内の林道はすれ違いも難しい細いダート路です。あと、八倉峠から塩沢峠付近の御荷鉾森林公園内の林道がダートです。水たまりの水を勢いよく跳ねながらの走行でした。今回はみかぼ高原莊に通じる道から林道を離れました。

 国道299号沿い、下久保ダム(神流湖)の少し下に「地すべり資料館」(国土交通省)があり、前から気になっていたのでのぞいてみました。ここ鬼石(おにし)町の譲原地区は地すべり地帯らしいです。下の三波川変成帯の岩石の透水率が悪く、その上に地下水がたまるために上の地盤が滑りやすくなっているそうです。資料館の外には、GPS計(地盤の動きをキャッチ)や地震計、地下水位計などもおかれています。そして、地下水がたまらないように排水する施設“集水井”の見学もできます。ボーリング用の刃(ビット)の展示もあります。地味な施設なので、あと一家族しか見学に来ていませんでした。神流川上流の神流町の旧中里村内には立派な恐竜博物館や、見事な漣痕(リップルマーク)と恐竜の足跡が刻まれた露岩もあります。

 帰りは本庄児玉ICから関越道に乗って帰りました。

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2005年6月記

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登山道入り口。 倒木が立ちはだかる登山道。 コルに到着。左の烏帽子岳への道をとります。 頂上で記念写真。標高1182m。 頂上の真下には集落が見えます。高度感がある。
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コルの直下。このようにロープが垂らしてある。滑りやすい道。 沢沿いの道。 林道から烏帽子岳を見る。 譲原(ゆずりはら)地すべり資料館カッピー。右奥に観測装置が並んでいる。 地すべり防止用の地下水を集めて放流する井戸(集水井)。

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