黒川鶏冠(けいかん)山

2023年8月3日、黒川鶏冠山に行ってきました。

 前日の8月2日、15時ころに自宅を出発。中央道勝沼IC−フルーツライン−青梅街道(大菩薩ライン)で、青梅街道最高地点の柳沢峠へ。標高1,472 mの柳沢峠には立派な駐車場(水洗トイレ付き)があります。到着は17時半ころ。もう1台の車も止まっていませんでした。雲が厚く暗くなりかけているし、雷鳴を聞こえるので、急いでイスを外に持ち出して夕食です。この日はビールを忘れてしまうという大失態。

 翌、3日の2時ころいったん起きて、空を確認します。雲があり星が見えない。いちおう星撮り用レンズと三脚は持ってきていますが、星撮りはしないことにします。車が1台止まっていました。

 4時前に起きようと思っていたのに、結局起きたのは4時半近くでした。涼しくて気持ちいいので、どうしても寝過ごしてしまいます。サンドイッチの朝食。

 山に登る前に、茶屋脇に行って富士山を眺めます。きれいに見えました。その後登山道に入ります。この辺は山梨県ですが、多摩川の水源林なので、東京都の水道局が管理しています。柳沢峠近くには、いろいろな散策路が作られています。とりあえずまっすぐ、鶏冠山を目指します。最初は少し急登です、すぐにゆるくなります。シカ除け柵をいくつからくぐり、最後のシカ除け柵(散策路の最後の分岐)をくぐると登山道。桟道があったり、苔むした巨石がごろごろしている沢を渡ったり。すると、六本木峠に出ます。ここは丸川峠経由大菩薩嶺への分岐になります。

 さらに少し登ると下りになって、林道を横切る地点になります。林道を横断して暫く行くjと、黒川金山跡への分岐になります。すぐ上の横手山峠には落合集落への分岐。横手山峠からは少し急登、でもひとがんばりすれば東京都水道局の「鶏冠山(黒川山)」の標識がある場所に出ます(1,710.1 m)。ここは見晴台への分岐でもあります。とりあえず、見晴台へ向かいます、途中でヒキガエル(アズマヒキガエル)に会いました。

 見晴台(1,716 m)は、南西方向の木々が生長してしまい、展望が一部遮られるようになっていました。それでも、木々の合間から大菩薩嶺や富士山、そして北側は展望が開けていて多摩川源流域の山々やその奥の山々がよく見えます。ここで写真タイム。

 すこし見晴台でのんびりしたあと分岐まで戻り、鶏冠神社奥宮がある岩峰をめざします。岩場にさしかかる前に「これより先岩場になります。足下に注意してください。神二落合校」の標識が岩で抑えてありました。これは、神金第二小学校落合分校の意味です。分校はもちろん、神金第二小学校も現在休校中です。

 奥宮へは直登ルートと、トラバースルートがあります。どちらも赤テープの誘導に従ってに進めば大丈夫です。この日はトラバースルートを使って見ました。少し巻くと直登ルートと合流します。その後も赤テープ追って進みます。

 奥宮(1,696.5 m)は大菩薩嶺と富士山の展望に優れています。木々越しですが、奥多摩の山山も見えます。下を見ると恐い。

 戻りは直登ルートを下りました。奥宮の往復は少し緊張します。なお、鶏冠神社の本宮は、青梅街道から犬切り峠・一ノ瀬に向かう林道脇にあります(まだ行ったことはありません)。落合集落への分岐で、落合集落側へ入ります。こちら側の道は、登りに使った道と比べるとあまり手入れされていないようです。危険なところはありません。ただ、いったん標高1,500 mまで下ります。だから横手峠まで少し登り返さなくてはいけません。こちらが側のルートで3人とすれ違いました。横手山峠からは往路に使った道と同じ道を引き返すことになります。横手山峠から六本木峠までも基本登りです。でも、急登はありません。

 六本木峠まで来てしまえばあとはゆるい道。多摩川源流眺望テラスでまた大休止。サンドイッチの軽食タイム。都の水道局の二人が土壌調査に入っていました。その後そのままブナ坂路(案内板の図の一番北側ルート)を下ります。このルートでもヒキガエル(アズマヒキガエル)に出会いました。多摩川の源流になる小さな沢と渡れば、青梅街道柳沢口(峠の少し奥多摩寄り)も近い。柳沢口には正規の駐車場以外、路肩のスペースにも車が止まっていました。こちら側から登る人が多いのかな。

 柳沢口から駐車場は近い。こちらの広い駐車場にはあまり車が止まっていませんでした。日影に泊まっているのがたぶん登山者、日向はトイレ休憩などで寄った人が停めているのだと思います。荷物を整理してから出発します。この日は5時間20分どの行程でした。

 帰りは、大菩薩嶺への分岐のすぐ下にある、大菩薩の湯に寄りました。奥多摩のこのあたり一帯はアルカリ性温泉のようです。ここもpH10.05というアルカリ性温泉でした。

 中央道は2箇所ほど工事渋滞がありまましtが、それほどたいしたことはなく15時前には帰宅できました。 

※ 登山行程時表
05時30分:柳沢峠駐車場出発
06時25分:六本木峠
06時40分:林道
06時50分:横手山峠
07時20分:鶏冠山(黒川山)標識
07時30分:見晴台
07時40分:鶏冠山(黒川山)標識
07時55分:奥宮
08時15分:落合集落への分岐
09時00分:横手山峠
09時15分:林道
09時30分:六本木峠
09時50分:眺望テラス
10時45分:柳沢口
10時50分:柳沢峠駐車場到着

albumcover20230803.jpg (283349 バイト) 左のサムネイル画像をクリックすると、鶏冠山登山の写真アルバムをご覧いただけます。
左のサムネイル画像をクリックすると、のんびり歩いている動画(youtube)をご覧いただけます。

 

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上の画像をクリックすると、鶏冠山登山路をgoogle mapでご覧いただけます。 上の画像をクリックすると、鶏冠山登山路をgoogle earthでご覧いただけます(あるいはkmlファイルがダウンロードできます)。行程上で右クリックすると出てくるメニューの「高度プロフィル」を選択すると、行程の断面図が得られます。

 

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上の画像をクリックすると、柳沢峠までの経路をgoogle mapでご覧いただけます。 上の画像をクリックすると、柳沢峠までの経路をgoogle earthでご覧いただけます(あるいはkmlファイルがダウンロードできます)。行程上で右クリックすると出てくるメニューの「高度プロフィル」を選択すると、行程の断面図が得られます。

 

2023年8月記

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