巻機山(まきはたやま)

2007年8月13日〜14日、越後の巻機山へ行ってきました。

 猛暑が続いていますが、天気は晴れです。こんなときに東京でくすぶっているのはお天道様に申し訳ないと、6月の大源太山から立派に見えた巻機山を目指すことにしました。

 8月13日、12時45分ころ自宅を出発。関越道下りは渋滞もなくスムーズに通過、塩沢石打ICで降ります。食料をゲットしようとコンビニを探しながら走ります。でも、なかなか見つかりません。いったん清水街道(国道291号)に入りましたが、やはりありそうもありません。もと来た道を戻り、途中にあった小さなコンビニで食料をゲット。ただし、定番のおにぎりは売り切れてしまったのでしょうか、ありませんでした。でも「サトウのご飯」があったのでそれと、あとは缶詰などを調達しました。カップラーメンや、パン、飲み物も。

 清水の巻機山キャンプ場(カーナビの目標)からさらに少し入ったところに、桜坂駐車場があります。16時半ころに到着。有料の駐車場ですが、管理人さんがいなかったのそのまま車を入れます。10台ほどの車が止まっていました。まだ山から戻ってきていないようです。

 イスを持ち出し、ビールを飲みながら本を読んでいたら何組が下山してきました。山の様子を取材しました。「9時間かかった」「10時間かかった」「岩と木の根がすごい大変な道だった」「怖かった」ということです。山に来るジジババは、同じジジであるはずの私には信じられない体力・技術の持ち主が多いので、そのような人たちが大変だったとはよほどすごいところなのかと、少し気弱になります。看板にも、「(沢コース)は入山禁止」「登山は自己責任で」などと恐ろしい言葉が。

 だんだん車も入れ替わり、4〜5台の車が駐車場で夜を明かすようです。18時ころに夕食にして、19時過ぎには寝ようとしたのですが、暑い。なかなか寝付けませんでした。それでもそのうち寝てしまったようです。1時半ころ一度目が覚めたので、車の外に出てみたら満天の星。10分ほど眺めていたら3つばかり流星を見ることができました。そう、この時期はペルセウス座流星群のピークなのです。もう一度寝ます。

 まだ寝たりない気もしましたが、頑張って3時半ころ起き出します。外に出ると相変わらず満天の星。また数個の流星を見ることができました。カップラーメンを朝食にして、車内の整理や登山の準備をします。ただ、夏至から既に2か月近くたっているので、なかなか明るくなってきません。ヘッドランプの必要がなくなってから出発。前日に書いておいた登山届けをポストに入れて、井戸尾根の登山道に入ります。4時50分ころでした。

 最初から結構急登、それでも東京学芸大学登高部が設定してくれた“合目”(場合によっては“勺”)の道標に慰められながらひたすら登ります。登山道に入ってまもなくが2合5勺。5合目は5時50分ころ。ここからは米子沢側がよく見えます。このあたりで、あとから登ってきた父娘パーティに追い抜かれます。すごく速い。あとで聞いたら、お父さんは山道・山小屋の建設・整備がお仕事、娘さんはかつて山岳部だったそうです。

 6合目は6時半。先に着いていた父娘パーティのお父さんの靴にトラブル。ビブラム底が剥がれてしまったようです。ひもで縛って仮修理、山歩きになれている感じです。6合目からは沢コース登山道があるヌクビ沢方面がよく見えます。

 7合目は7時ころ。このあたりから樹林を抜けるので、一気に展望がよくなります。8合目は7時35分ころ。このあたりは登山道の両側が荒れているので、ネットで覆って植生の回復を図っています。前巻機(ニセ巻機)の手前にも小さなピークがあります。前巻機(9合目)は7時50分。父娘パーティの娘さんだけが登ってきました。

 しばらく休憩、展望を楽しんだあと少しくだって立派な避難小屋へ降ります。ここからまた登り。前巻機から見た感じよりも急な登りです。下山者と一人すれ違いました。4時前に駐車場を通過して、ヘッドランプ頼りに登っていった人みたいです。この日は猛暑になったので、あまり暑くならないうちに下山するこれが正解だったかもしれない。でも初めての山をヘッドランプ頼りに登るのは少し躊躇します。

 頂上(1967m)は8時25分。もっとも本当の頂上はもう少し登ったところにありますが、植生保護のために立ち入り禁止になっているそうです。しばらくすると、娘さんが登ってきました。少し話したり(おにぎりまで頂いてしまいました)、展望を楽しんだりします。360°の大展望です。娘さんはお父さんが7合目で待っているからと降りていきました。

 でも、しばらくすると今度はお父さんと一緒に登ってきました。よくあんなに靴の状態で登ってきたと感心します。父娘の記念写真を撮ったりしてしばし歓談。ほかの登山者たちも登ってきます。頂上には1時間ほど滞在したので、そろそろ降りることにしました。

 避難小屋(自転車こぐこぐ方式のバイオトイレ付きです)に戻り、その前のベンチにザックを置いて、避難小屋の水場に行ってみました。水場は避難小屋から下り5分、登り10分程度のところにあります。巻機山はそれほど花が多いという山ではありませんが、このあたりには結構いろいろな花が咲いています。水場は稜線が近いというのに水量は豊富で、冷たくおいしい水でした。自宅でコーヒーを入れるための水を汲みました。ひとしきり水場やその周辺で遊んでから、避難小屋に戻ります。

 前巻機に登り返したのが10時半。ここからは下る一方になります。だんだん日差しも強くなってきました。早く樹林帯に降りなくては。7合目は11時5分。このあたりはまだ樹林帯の上です。6合目付近になるとようやく樹林帯に入ります。でも暑い。このあたりからはヌクビ沢がよく見えます。こちらを登ったパーティもいるはずですが、時間がかかるらしく、私が降りるころまでにはまだ頂上には着いていませんでした。

 5合目は12時。このあたりの高さから見ると、頂上では万太郎の下になっていた大源太山が空に突き出る形になって、たしかに「越後のマッターホルン」に見えます。4合5勺あたりにオニユリが何輪か咲いていました。

 登山道入り口に戻ったのは12時50分。休憩なども含めて、8時間行動したことになります。この日は、全国的に猛暑で、海に近い新潟市でも33.8℃を記録しています。登山道は前の日に脅されたようにはひどくありませんでしたが、暑さには参りました。かなり疲れました。

 少し休んだり、トイレ脇の水道で登山靴などを洗ったりして、駐車場を出ました(そのときに管理人さんがいて駐車場代500円を払いました)。

 帰りは六日町に出て、温泉(坂戸江戸城)に入り(1,000円)、ついでにそこのレストランで少し遅い昼食(天丼+お蕎麦、デザート、アイスコーヒー付きで1,050円)。

 六日町を出たのが、15時過ぎ。この時間になると関越道は帰省のUターンラッシュが予想されるので、三国トンネルを超えてしばらく国道17号を行くことにしました。同じことを考えている人も多いらしく、月夜野インター付近からこちらも混み出します。がまんして、結局赤城インターまで国道で。そこから関越道に乗りましたが、予想通り渋滞。でもまったく動かないというわけではないので、一般道よりは速そうです。

 何回かの渋滞に巻き込まれましたが、花園インター付近以降はそれもほとんど解消されていました。練馬インター経由で自宅に戻ったのは21時前でした。 

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前巻機から巻機山への道。 避難小屋から少し登ったところから、前巻機を振り返ります。 頂上で記念写真。 後ろが平標山・仙の倉山 後ろのピラミッドが万太郎山、手前のピークが大源太山
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谷川岳は雲の中。 朝日岳方面。 これは武尊でしょうか。 池塘を見降ろします。避難小屋も見えます。 水場です。上に稜線が見えます。
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リンドウの仲間。 バイケイソウ。 キリンソウ。 氏名不詳。 幼年期のような巻機山周辺の地形。
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前巻機(ニセ巻機山)から苗場山方面。 もうナナカマドの実がなっていました。花はこちら 7合目から前巻機を振り返ります。 6合目付近から見た大源太山。」 米子沢です。滝の拡大はこちら

2007年8月記

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