苗場山

  2005年10月8日(土)〜9日(日)、苗場山に行ってきました。連休ですが、天気予報はいまいち。ただ、上越側は高気圧におおわれているのでともかく行ってみることにしました。

 8日のお昼過ぎに自宅を出発。ときどき小雨が降るという感じの天気です。関越道に乗り、清水トンネルを抜ければ晴れるかと思っていたら、抜けたら本格的な雨になっていました。湯沢ICで降り、祓川コースの駐車場(かぐらみつまたスキー場の第2リフト町営駐車場)に車を入れます。その上の和田小屋脇の駐車場は、和田小屋泊の人のみということです。4時ころになっていました。既に車が何台か止まっています。もちろん、山に入っている人のものをありますが、私みたいに車の中で夜を過ごそうという人もいます。車の中で寝る支度をしてから、本など読んで時を過ごします。だんだん、車が増えてきました。5時過ぎだともう暗い。簡易蛍光灯と発光ダイオード・カンテラを使います。ビールなど飲んで、6時過ぎには夕食。7時前に寝てしまいます。

 シュラフの他に毛布も持ってきたので、ぬくぬくと夜を過ごします。夜、トイレ(水洗)に起きたら雨が止んでいました。少し期待してしまいます。

 でも、朝起きたら小雨でした。車はさらに増えていました。また、明け方にやってくる車もあります。駐車場はだいぶ混んできました。5時をすぎてもまだ暗い。雨だし、なかなか行動に移れません。だが、雲は薄いようなので晴れることを期待し、6時に出発。立派な和田小屋は6時25分。ここで長袖のカッターシャツを脱ぎます。レインコートを着ているので、Tシャツで十分です。

 雨だし、そもそも湿地帯なのでぬかるんで大変です。下の芝は7時25分。木道はありがたいですが、濡れていて滑ります。結構急登です。中の芝は7時55分。上の芝は8時15分。小松原への分岐を過ぎるあたりから傾斜も緩くなります。股すり岩を通過。鉄パイプの梯子が濡れて滑ります。横パイプの間隔が広いので、女性や子どもは大変かもしれません。そして、神楽ヶ峰(2029.6m)を越えると一端急降下。250mほど降ります。富士見坂という名が付いているので展望がいいのでしょうが、この日はまったくダメ。坂の途中に水場(雷清水)があります。降りきったところがお花畑。きっと高山植物がきれいなところなのでしょう。8時50分ころになっていました。

 ここからまた登りなおします。雲尾坂という名前。山の地図には「やせ尾根注意」とありますが、それほどのやせ尾根ではありません。でも確かに急登です。がんばって登ると木道が現れ、頂上の一角に出ます。苗場山は頂上が広大な湿原になっています。三角点(2145.3m)は遊仙閣という山小屋の裏にありますが、ピークという感じではありません。到着は9時45分でした。

 ここで記念写真を撮ったり、昼食(おやつ?)を食べたりして少し休みます。5〜6人ほどいました。風に吹かれると寒いと思って、テルモスにお湯を入れておいたので、熱いお茶を入れて飲みます。しかし、じつはそれほど寒くありません。ただ、手先が冷えてくるので、手袋をしました。苗場山頂ヒュッテ(苗場山自然体験交流センター)の前を通って、小赤沢コース方面に、少し頂上の散歩をしてみました。

 小赤沢コースからも続々と人が登ってきます。こんなに人が多い山、それも若い人もかなりいる山は富士山以来です。若い人がいると山が華やいだ感じになります。湿原を終わるあたりで引き返します。途中通行止めになっている分岐がありますが、その通行止めをしている横木に「苗場神社までは行けます」とあったので、横木をくぐって行ってみました。新しい木道を行くとすぐに苗場神社で、ここからの湿原の眺めもいい。道はさらに続いていますが引き返しました。

 もう一度三角点に戻り、11時に下山を開始しました。祓川コースからも、相変わらず続々と人が登ってきます。団体さんが何組も登ってきて、その通過待ちが多い。上り優先とはいえ、大勢の人数ならこちらを先に通して欲しいなぁと思います。あと別件ですが、喫煙もなんとかならないかなぁ。せっかく休むに適したところでも、喫煙者がいるとがっかり。早々に退散します。

 一端お花畑(11時45分)まで降り、もう一度神楽ヶ峰(12時10分)まで登り返します。後は下り。結構な急坂でした。ぬかるんで大変。上の芝が12時30分、中の芝が12時40分。このあたりから雲が少し上がって、景色が見え出します(一瞬上で泊まればよかったと思いましたが、結果的には翌10日もそれほどよくならなかった)。下の芝は13時10分。和田小屋は14時。登山道入り口に戻ったのは14時20分でした。駐車場は車で溢れていました。さすがに人気の山です。

 結局登りは3時間45分、下りは3時間20分とそれほど変わらない。やはり下りがダメになっています。でも、苗場山はいいところでした。天気がよければもっといい?

 帰りは湯沢ICへの途中にあった押立の湯(500円)に入って、この日の行程を終えました。

 2008年7月13日の苗場山はこちら

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登山道入り口 中の芝 頂上の池糖群。 頂上で記念写真。三角点も見えます。 頂上の木道
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苗場神社からの眺め ナナカマドの実 クマザサと紅葉したカエデ こちらは黄葉したカエデ 下の芝からの眺め

2005年10月記

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