大野山

  2018年3月6日、高校同期のハイキングクラブで西丹沢の大野山(723.1m)に行ってきました。

 8時40分ころ、JR御殿場線松田駅に集合します。ようやく雨が上がってきました。この日のメンバーは12名(男女6:6)です。JR御殿場線は交通系ICカードが使えません。そのかわり、まだオレンジカードが使えました。松田駅から谷峨駅は200円の区間になります。電車は8時47分発、(御殿場での?)新人研修を受けに行くようなたくさんの若者が一緒です。3駅目の谷峨で下車します。

 身支度を調えて、9時15分ころに出発。道標に従って“近道”を行きます。定員10名という酒匂川の橋を渡っても、しばらく車も通れる舗装道路が続きます。舗装道路といっても傾斜がそれなりにあるので、結構きつい。道標に従ってようやく登山道に入ります。

 途中トイレや四阿があるところもあり、適宜休憩を取ります。林道を横切ったところにある四阿で休んでいるときに、ブナやコナラの植林に来たというNPO法人共和のもりの方と出会いました。生長した木をシイタケ栽培の原木としたり、木炭として利用したりするためだそうです。

 標高の割りには結構厳しい上りが続きます。四阿のあたりから木々がなくなり、展望が開けます。登り切ったところは素晴らしい展望でした。ただ、この日は雲が多く、近くにあるはずの箱根の外輪山、その背後に大きくそびえるはずの富士山などは見えません。ただ、出発点の谷峨駅はよく見えました。このあたりからは、だらだら歩いて広い頂上に出ます。ここからは近くの丹沢湖がよく見えます。さらに少し霞んでいましたが小田原市も見え、市の西にある小田原城も撮影できました。登場には四阿、ベンチ、トイレ、山々の案内板などがあります。頂上到着は11時半ころでした。ここで昼食。ただ、日もあたらず、風もあるのでかなり寒い。用意した防寒具(軽量ダウンジャケット、防寒帽、ネックウォーマーなど)を身につけます。温かいカップラーメンにして正解でした。例により女性陣やまめな男性からの豪華な差し入れもあります。

 昼食のあと少しのんびり、ただ寒いのでそれほどの長居はできずに、記念写真を撮ったあと12時40分ころ下山開始。このころになると、少し雲も上がってきて箱根外輪山の金時山や明星ヶ岳など、さらには大湧谷の噴気も見え出しました。頂上から少し下ったところ(木で掘った動物たちがいるところ)で、登ってきた保育園児たちに出会いました。みんな元気そう。地蔵岩コースを下山します。

 下りも結構きつい階段の急降下が続きます。このコースの名前の由来になった地蔵岩(登山路からはほんの少し離れます)には、5体のお地蔵さんが置かれていました。地蔵岩を過ぎればもう車も通れる舗装路になります。14時近くになっていました。あとはだらだら山北駅を目指します。

 途中旧共和小学校は「NPO法人共和のもり」が使っていて、登山するときに植林してた人たちがそこにいました。女性が体育館脇でシイタケを栽培しているところを見学させてくれました。途中、馬頭観音やさらには関東では珍しいと思われる夫婦の道祖神などもありました。国道246号に出たのは15時15分ころ、予定では洒水(しゃすい)の滝を訪れる予定でしたが、時間が押してきたので直接山北駅に向かうことになりました。駅前の温泉(さくらの湯)に入る予定でしたが、これもまもなく電車が来る、温泉もそうたいしたものでなさそうということで、ここもパスして松田に戻ることになりました。駅前の温泉なのですが、駅舎は線路の反対側にあり、跨線橋を渡らなければなりません。また切符も買わなくてはならないので、15時47分の電車にぎりぎりセーフ。

 松田駅近くで打ち上げ場所を探しましたが、断られたり、まだ営業していなかったりで、結局線路を渡った「えん楽」というお店に入りました。魚介、焼き鳥、野菜、さらには阿夫利牛の叩きまであり、ここで正解でした。

 この日は懸念された天候はやはりあまりよくなく、晴れてきたのは麓に降りたころからでした。それでも、なかなか行く機会がない西丹沢の山に行けて良かったです。 

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2018年3月記

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