利尻山

(1) 山行編
(2) 高山植物編

(1) 山行編

 2004年7月19日(海の日)、北海道の利尻山(←稚内近郊からみた利尻山です)に登ってきました。遠くから見ると頂上付近は急で、どこから登るのかという感じです。

 泊ったホテル(アイランドイン利尻)の方に沓形(くつがた)コースの登山道入り口(5合目)の見返台園地まで送って頂き、そこでおにぎりの朝食です。6時ころに出発。初めは森林の中の登山道。ちょっと雨混じりのガスで道はぬかるんでいます。

 6時50分ころに五葉の坂。もう森林限界です。ガスが晴れ始めましたが、まだ遠くは見えません。ちらちらと利尻島の海岸線が見える程度です。7時15分ころ、7合目下の避難小屋と順調です。7時40分ころには7合目の礼文岩。このあたりから利尻山が眼前に迫ってきます。8時半には8合目を通過。

 9時15分に三眺山。名前の通り眺めがいい場所です。圧倒的な迫力の利尻山。でもまわりは可憐な花です。コースはここから核心の背負子投げから親不知子不知の難所になります。一応危険なところは補助ロープが張ってあります。まず、背負子投げの岩場を降ります。あとはトラバース気味に親不知子不知のガレ場を通過。まだ登山者は少ないので、落石の危険は余りありません。そのあとは崖みたいなところをよじ登ります。よじ登ったところで鴛泊コースと合流します。10時20分になっていました。

 ここからは砂礫の道の急登になります。一歩前進二歩後退。10時50分にようやく頂上。頂上は北峰(1,719m)と南峰(1,721m)ですが、南峰は危険なので登山禁止になっています。南峰に直接登る鬼脇コースも7合目以上は崩壊のため通行禁止です。沓形コース側の崖にはロープが張ってあります。これはここにいる人の危険防止のためではなく、沓形コースを登ってくる人に石を落とさないためのものです。ちょっともやっていて遠くの展望はききませんが、それでも素晴らしい眺めです。そしてまわりはお花畑。やはり自分で登ってくると感激もひとしおです。昼食をとったり、展望を楽しんだりします。

 名残惜しいけど、11時25分に鴛泊(おしどまり)コースへ下山開始。砂礫ですべって大変。11時50分に沓形コースとの合流点に戻ります。ここからは鴛泊コースへ。12時20分に9合目。12時40分に利尻山避難小屋。12時50分には長官山。振り返ると利尻山が素晴らしい。だんだん雲も上がって、北海道や礼文島も見え始めました。

 7合目手前ではエゾシマリスも登場しました。もう森林の中です。7合目は13時50分。14時20分に5合目。14時50分4合目。ここでホテルの人に迎えに来てもらうために携帯電話を入れます。携帯電話持参が前提になっているようです。15時20分に3合目に到着。ちょっと下ると環境省日本名水百選の甘露水。水を汲みます。15時半に鴛泊コース登山道入り口の利尻北野営場に到着。迎えの車はすでに到着して待っていてくれました。

 全体で、9時間半の行程。連休中なので混雑を覚悟していましたが、それほどの人数ではありませんでした。とくに沓形コースは追い抜いた人が2人、下山者も2名、合計4名にしか会いませんでした。結構厳しいところもありましたが、展望といい、高山植物といい、流した汗が報われる山でした。

 利尻山については、経済産業省産業技術総合研究所地質調査総合センターの記事も参照。

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礼文岩(7合目)付近から利尻山を見上げる。 沓形方面を見下ろす。見晴台の避難小屋も見える。 沓形コースの登山道を見上げる。 三眺山付近からトラバース路を見る。どこに道が? 背負子投げの難所付近。
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背負子投げの岩場。 沓形港が見える。 親不知子不知のトラバース路。 親不知子不知付近から鴛泊港。 利尻山南峰とローソク岩。
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頂上での記念写真 登山に使った沓形コースの尾根。 下山に使った鴛泊コース。 北海道。遙かに大雪山系が見える? 礼文島。

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(2) 高山植物編

 名前にはまったく自信がありません。間違っていたら教えてください。

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ヨツバヒヨドリ シュムシュノコギリソウ ゴゼンタチバナ ガンコウランと? コガネギク
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ナナカマド エゾカンゾウ ミソガワソウ イワギキョウ イブキトラノオ
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チシマフウロ ヨツバシオガマ ボタンキンバイ エゾツツジ ミヤマアズマギク

2004年7月記

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