田代山

2023年10月17日〜19日の日程で、友人たち3人で南会津の田代山を登ってきました。

1日目 東京−湯ノ花温泉 湯ノ花温泉紅葉館泊
2日目  湯ノ花温泉−猿倉登山口〜田代山〜猿倉登山口−湯ノ花温泉−木賊温泉 木賊温泉イワナ福本屋泊
3日目 木賊温泉−帰京

 (1) 1日目(10月17日)

 9時にJR中央線高尾駅北口に集合。圏央道高尾山IC〜圏央道〜東北道(大谷PAで昼食、佐野ラーメン))〜宇都宮日光道路〜大沢IC〜鬼怒川〜日塩もみじ街道(紅葉がかなり進んでいました、とくに白滝(トイレあり)あたりが見事)を通り、さらに県道や国道を乗り継いで湯ノ花温泉へ。とりあえず4つの共同浴場(温泉)をチェックします。ここには湯本の湯端の湯、ここからお湯を引く弘法の湯(シャワーあり)、天神の湯(混浴)があり、さらに激熱という岩湯(混浴)があります。

 紅葉館にチェックインしたあと、車で源泉の湯端の湯にいきました。

 紅葉館の夕食は、地元野菜を使った料理、さらに炭火でじっくり焼いたイワナ、そして主食は女将の手打ちそばでした。これまでに酒のつまみみたいに出されたものをそのまま食べていて、もうおなかいっぱい、おかずは完食しましたが、おそばを残してしまいました。

 夕食のあと、部屋に戻ってさらに少し歓談したあと床につきました。

 

 cover20231017.jpg (190478 バイト) 左の画像をクリックすると、この日のアルバムをご覧いただけます。
20231017yunohanaonsen.jpg (286673 バイト) 左の画像をクリックすると、湯ノ花温泉までの系をgoogle mapでご覧いただけます。

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(2) 2日目(10月18日)

 この日は田代山登山の日。 朝の気温は1 ℃だったそうです。確かに寒い。石油ストーブ必至です。7時からの朝ご飯も豪華。紅葉館のお弁当2人前を3人で分けるといっていたら、2人分をあらかじめ3つの小さいパックに分けて入れてくれました。紅葉館は一泊二食8,400円+公衆温泉300円でした。

 8時過ぎに紅葉館を出発、田代山登山口猿倉駐車場への道(林道)は、湯の花温泉から少し走ったあと、集落がなくなると道は未舗装路(いわふゆるフラットなダート)になります。猿倉口の少し手前の駐車場にはトイレがあるので、まずそこに寄ります。次いで猿倉口の駐車場へ。すでに10台以上の車が駐まっていました。このあたりでは人気の山の一つのようです。身支度を調え、快晴のなかを出発します。

 登山路は急登と緩やかな登りを繰り返し、どんどん標高を上げていきます。この高さだと紅葉が進んでいます。傾斜がほとんどない開けた場所が小田代です。ここから田代山へ最後の急登、でもひとがんばりでプリン型をした田代山の頂上の一角にに出ます。頂上の高層湿原を、登山路は右回りに(反時計回りに)一周できるよう木道があります。頂上では数少ない池塘はこのあたりに集中しています。一番大きなものが弘法沼らしいです。快晴は続いています。近くの会津駒ヶ岳、さらには日光連山も見えます。

 半周すると弘法大師堂兼避難小屋(畳が敷いてあります)、さらに登山靴のまま履くスリッパで入るトイレ、とてもきれいに維持されています。ベンチもたくさんあるのでここで大休止、昼食タイム。紅葉館でお弁当2人前を3つに分けてもらっていました。日差しもあり、暖かです。でも、天気予報では週末は雪とのこと、最後のチャンスだったのかもしれません。

 ゆっくり休んだあとに出発します。最初の頂上の一角付近、一人が会津駒ヶ岳の肩の小屋が見えるというので、望遠レンズで見てみたら、確かに小屋が写っていました。

 最初の頂上の一角からは急降下、小田代で一息ついて、また急降下になります。登ってきたときよりも紅葉が進んだ感じもします。最後まで快晴でした。猿倉口の駐車場に戻ったら、たくさんあった車はなくなっていて軽トラックが1台、たぶん下山途中で出会った環境省の人のものと思われるものと思われます(この日の内に下山するそうです)。この時間に撤退しているので他の人は帝釈山には行かなかったようです。田代山〜帝釈山は往復2時間程度はかかりますから。

 帰りも同じ道を戻ります。木賊温泉への分岐の少し先の紅葉館に戻って、自分で栽培しているというキュウリをたくさんもらいました。

 木賊温泉へは峠を越えて20分ほど。まず有名な木賊温泉の岩風呂を見学します。そのあとイワナ料理が売りのイワナ福本屋さんへ。フロントと囲炉裏の食堂がある管理棟と和室と岩風呂がある宿泊棟に分かれています。ここはイワナ料理ばかりではなく、岩風呂の内湯も自慢のようです。我々は宿泊棟の2階を占有する形になっていました(1階は埼玉から来たという高齢女性3人組(たぶん高齢の自分たちよりもさらに年上)でした)。

 夕食は管理棟の囲炉裏で食べるようになっています。夕食はイワナ三昧、塩・味噌のイワナの丸焼き、イワナの刺身・卵などイワナづくしでした。ご飯は大根の葉の混ぜご飯。ビールのほかに岩魚酒3合も飲んでしまい、この日もお腹いっぱいでした。

 食後、かやぶき屋根(外観はかやぶき屋根の上に瓦屋根がかぶせてあります)を室内から見学できるように、天井が開くようになっています。そこには裏から見たかやぶき屋根と、本来はもっと奥に隠してあるという“ライトアップ”された子孫繁栄の守り神(金精様)が鎮座していました。これもこの宿ご自慢のものらしいです。宿を切り盛りしている女性(ここで育ったそうです)二人がニコニコしながら説明してくれました。

 この日も部屋で歓談、持ち込んだお酒(黒糖焼酎)を飲んだりしていました。寝る前に念のために外に出て空を見上げたら、夕食後にはほとんど見えなかった星がよく見えるようになっていました。

 同行した二人も呼んで星の見学会。木星、さらにすばるやアルデバランがよく見えます。そして東京では絶対に見えない天の川も見えます。場所を変えるとさらに天の川がもっとよく見え、はくちょう座のデネブなどがよく見えました。写真を何枚か撮ったあと、インターバル撮影をセットして部屋に戻って一眠り。

 2時半頃起きてカメラを回収しに行ったら、カメラが結露していました。本体にはタオルをかぶせておいてありましたが、レンズが曇ってしまっていていて、途中から写真が霞んでしまっていました。さらにバッテリーも上がってしまっていました。バッテリーを交換して、よく見えるようになったオリオン座を中心に撮影します。3時過ぎに部屋に戻ってまた一眠りでした。 

登山時程(約6時間の歩程、標高差約550 m)
08:00:紅葉館出発
08:50:猿倉口駐車場
09:05:猿倉口駐車場登山開始(1,421 m)
10:45:小田代
11:25:田代山頂上の一角
11:50:弘法大師堂・避難小屋、トイレ、ベンチ(1,971 m)で大休止
12:45:出発
13:15:頂上の一角
13:35:小田代
14:55:猿倉登山口登山終了

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20231018yunohanaonsen-tashiroyama-tokusaonsen.jpg (124552 バイト) 左の画像をクリックすると、湯ノ花温泉〜田代山〜木賊温泉の地図をgoogle mapでご覧いただけます。
20231018tashiroyama.jpg (46193 バイト) 左の画像をクリックすると、田代山登山の地図をgoogle mapでご覧いただけます。
20231018tashiroyamaearth.jpg (196344 バイト) 左の画像をクリックすると、田代山登山の行程をgoogle earthでご覧いただけます。行程上で右クリックすると出るメニューの「高度プロフィル」を選択すると、行程の断面図をご覧いただけます。

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(3) 3日目(10月19日)

 6時前に起きだし、外の岩風呂に行ってみました。誰もいない岩風呂を独り占め。風呂から出て宿近くに戻ると、あとの二人も散歩に出る途中でした。一者に再び岩風呂の見学、そして集落の反対側にある広瀬の湯まで行ってみました。広瀬の湯は閉鎖されて久しいです。もう再開の予定はないみたい。集落は閑散としていて、民宿も経営しているところは少なくなっているようです。

 宿に戻ってそのまま7時半からの朝食です。朝食も豪華。福本屋は一泊二食8,800円でした。

 8時半過ぎに宿を出ました。まず、国道に出たすぐのところにあるコンビニで地酒を買い込みます。次いで「会津公園駅憩いのプラザ」でトイレ休憩。ここは会津高原尾瀬口駅(会津鉄道野岩線)に直結した施設、ここから尾瀬御池方面へのバスの発着場になっています。会津高原尾瀬口駅は浅草からも新藤原経由で(リバティ会津だと浅草〜会津田島間の直通運転)、また会津若松からも鉄道でここまで来られるようです。

 さらに道を進んで、鬼怒川方面に抜ける途中にある地元のキノコや野菜を売っている道脇の複数のお店が並んでいるところがあり、ここでキノコや近くの塩原から持ってきたという塩原大根を買いました。

 西那須野ICから東北道に乗り、佐野SAで昼食です。はまぐりラーメンセットにしました。あとは圏央道経由で帰宅しました。全走行距離は629.0 kmでした。

 今回の田代山は行動中ずっと快晴という好天に恵まれ、また標高が一番紅葉が見頃の高さだったようで、運のいい山行となりました。 

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20231019tokusaonsenkara.jpg (274209 バイト) 左の画像をクリックすると、木賊温泉からの帰路をgoogle mapでご覧いただけます。

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2023年10月記