牛奥ノ雁ヶ腹摺山

 2004年11月23日(火)、昨日があまりにも天気がよく、この日もそうだったら悔いが残ると思い、前回大菩薩だけでやめてしまった牛奥ノ雁ヶ腹摺山を目指すことにしました。本当は、たまっている仕事にめどをつけたり、コンピュータを更新したのでそのチューン・アップもしたかったのですが。

 4時前にうちを出発します。中央高速勝沼・塩山ICを降り、上日川峠の駐車場についたのは6時前でした。朝ご飯を食べたり、テルモスに入れる飲み物を準備します。この日はちょっとズルをして、さらに林道の奥へ車を入れ、石丸峠への近道を取ります。出発は6時半。ちょっと登るとモルゲンロートの南アルプスが見えます。富士山も見えますが、あまり赤くはなっていません。道は霜と霜柱でガチガチです。

 石丸峠は7時5分ころに到着。そのまま狼平に向かいます。この日は天気は抜群。笹薮やちょっとわかりづらい道もを何回かアップダウンして、小金沢山(雨沢の頭、三等三角点は2014.3m)に到着。8時10分ころでした。視界は狭いですが、富士山や奥多摩がよく見えます。記念写真を撮ったりして、少し休憩です。

 その後、牛奥ノ雁ヶ腹摺山を目指します。こちらもいくつかのアップダウンがあります。道も少しわかりづらいところもあります。赤テープを頼りに歩きます。途中でやっと一人目の人と出会います。奥岳方面からきたようです。

 牛奥ノ雁ヶ腹摺山(1996m)は9時ころ到着。あまり期待していなかったのですが、きてみると展望がすばらしい。広い頂上は南から西方面の展望が開けています。大休止することにしました。温かい飲み物を飲んだりやおやつのパンを食べながら、展望を満喫します。

 名残惜しいのですが、9時半ころに来た道を引き返すことにします。大峠からの縦走もおもしろそうです。でも、大峠や上日川峠までの車の手配を考えると…。来たときよりも道がわかりづらい。白テープにだまされそうになりました。仕事用の道なのかなぁ。赤テープに戻ります。小金沢山に戻ったのが10時10分。さらに、狼平は10時45分、石丸峠は11時、このあたりから霜柱が融けて少しぬかるむところもあります。林道に降りたのは11時35分でした。

 帰りはまた上日川峠のロッジ長兵衛できのこそばを食べ、さらに雲峰寺から国道411号に戻り、塩山から甲州街道経由で再び嵯峨塩温泉(内湯露天風呂があるアルカリ泉)に回り込み、温泉に入りました。そしてこの日は、旧甲州街道の笹子峠を越えて(甲州街道=20号の笹子トンネルを通らずに)大月ICから中央高速に乗って帰りました。

 この日は終日天気がよく、空気の透明度もかなりよかったので、展望が楽しめました。家で仕事をせずに、山に行って正解でした。

 これで一応、雁ヶ腹摺山笹子雁ヶ腹摺山の「腹摺山三兄弟」を登ったことになります。

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南アルプスのモルゲンロート。昔登った山々。 石丸峠付近。道はこのとおり霜と霜柱。 狼平に降りる途中。右は甲斐駒、左は白根三山、真ん中にちらっと見えるのが千丈。 右は唐松尾、左が笠取 真ん中に大岳山、左は御前山、右は三頭山。
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八ヶ岳。右には金峰山の五丈岩がかすかに見える。 小金沢山に到着。背景は奥多摩。 小金沢山からの富士山。 左から真ん中奥は雲取から石尾根。右は御前山。 南アルプス南部の3000m峰である荒川岳や赤石岳。右の奥には塩見岳が見える。
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富士山を背景に記念写真。 その富士山。 牛奥ノ雁ヶ腹摺山の広い頂上。 大菩薩湖と南アルプス。 笹に覆い隠された道。抜けるような空の青さ。

2004年11月記

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