矢平(やだいら)山

  2008年12月4日、矢平山に行ってきました。

 この日は晴れの予想。JR中央線大月から相模湖にかけての桂川の南側の山々(九鬼山高畑山倉岳山高柄山)の稜線の間、ここだけまだ抜けていた矢平山を目指すことにしました。いつものJR高尾駅発6時14分松本行き普通列車に接続する電車が、工事の影響ということで少し遅れて心配しましたが、無事に間に合いました。

 梁川やながわ駅で降り、少し身支度をしてから6時50分に出発。最初は舗装の車道をしばらく歩きます。登山道にはいると道は沢沿いになります。さして急なところもなく、8時10分ころに“飲用に適さない”という不思議な水場に到着。暑くなったので、フリースのジャケットを脱ぎます。ここまで来ると立野峠はもう近い。峠は8時30分。

 立野峠を右にとると倉岳山です。峠からは往復で1時間程度でしょう。この日はパスしました。峠の分岐を左にとって、矢平山を目指します。ここからは稜線の上の道です。少し下ると富士山がよく見えるポイントがありました。しばし撮影タイム。欲をいえばもう少し空気の透明度ほしいところですが、この程度でも満足です。35mmフィルムカメラ換算で最大400mmまでのズーム(重い)と、さらに1.4倍のテレコンバーターを持ってきて正解でした。

 9時20分頃に鳥屋(トヤ)山。ここは展望がないので、そのまま通過しました。いったんかなり下り、舟山の登り。ここはきつい。どこが舟山頂上かもよくわからないまま、今度は下降。梁川や秋山側の下尾崎への十字路となっている寺下峠は10時10分でした。

  峠からはまた登りです。登山地図では丸ツヅク山のピークを通ることになっていますが、実際は北面を巻く道になっていました。ここから矢平山までは手も使う大変な急登になります。一度傾斜は緩くなるのですが、頂上が近づくとまた急登。ようやく矢平山頂上(860m)にたどり着いたのは、10時55分でした。ここで大休止。コンビニおにぎりとテルモスのお湯で味噌汁&お茶の軽食をとります。もともとそれほど展望のきく頂上ではありませんが、この時間になると雲も少し出てきたので、遠くの山は見えなくなりました。

 11時25分に出発。大地峠は11時50分。このまま行けば高柄山です。大丸のピークは寄らずに、直接四方津へ降りる道をとりました。このあたりは林道工事のために道が交錯しています。林道工事の先端部分(山を削っているところ)も見えます。あとは長い下り。斜面にトラバース状につけられた部分が多く、崩れているところもあり、少し気を遣います。

 長い下りに飽きてくるころ、ようやく四方津の家並みに入ります。13時15分ころでした。ここから駅までもまだかなりあります。結局四方津駅に着いたのは13時35分でした。13時43分の高尾行きにうまく接続しました。

 高尾では京王線側の出口近くにある「多摩の里」というお蕎麦屋さんで一人打ち上げ。そば三昧(山菜そば、エビ天おろしそば、とろろそば)と島根の王禄(超辛純米酒)、さらに揚げ出し豆腐です。

 矢平山の登りがきつく、少し疲れました。倉岳山をパスして正解でした。立野峠近くで富士山も見えたし。

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小さな沢を何回も渡ります。 最後の水場。飲用不可だそうです。 十字路になっている立野峠。倉岳山方面を見ています。 立野峠から少し下ったところ。 富士山が見えました。
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拡大してみました。 さらに拡大しました。 もっと拡大しました。 鳥屋山(808m) もう落ちそうな葉っぱ。
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気持ちのいい落ち葉の道。 木々の間に矢平山が見えます。 三角点もある矢平山の頂上(860.2m)。ただし、展望はありません。 上野原の町並みが見えました。 ここはまだ紅葉。

2008年12月記

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