宇宙になぜ、生命があるのか

宇宙になぜ、生命があるのか 戸谷友則 講談社ブルーバックス ISBN978-4-06-532582-7 1,000円+税 2023年7月(2023年9月第2刷)

 天文学者(物理学者)による生命論。生命→人類誕生にとって、あまりにうまくできている(できすぎている)この宇宙。やはり出てくる「人間原理」、無数にある様々な宇宙(マルチバース)、その中で偶然に様々な物理定数・物理法則が生命誕生にとって都合がいい宇宙ができた、それが我々が存在している宇宙、という解釈、この宇宙ができたのは偶然かもしれないが、生命の誕生は必然でもあるということになる。

 ということは、この宇宙のどこかにほかの生命(知的生命)が登場してもおかしくはないが、空間とさらには時間をも超越できないと、直接出会うことはできないだろう。
 目次は裏表紙帯。

※ 一番最後に、最近東京では「逃げ水」が見られなくなったと書いているが、そんなことはなく、日差しが強ければ舗装道路では今でもよく見られる。ただ、大人になって視線が高くなると少し見にくくはなるかもしれない。車を運転していると、よく見える。

 

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2024年4月記

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