進化という迷宮 千葉聡 講談社ブルーバックス ISBN978-4-06-539134-1 1,300円+税

 どうやって種は分化していくのかを追う、研究の方法、とくにフィールドワーク、ライバルや研究仲間。とくに一時は論敵であった河田雅圭は同僚になり、よい関係らしい。なんとなく理論進化科学者と思っていた河田雅圭も著者と同じ、道なき道を踏破して調べるフィールドワーカーだと知った。

 筆者は興味は幅広く、サブカルチャーにも詳しいらしい。そうであるが故に、記述があちこちに飛び(圧倒的筆力?)、表題通りに迷路のように入り組んでいて主題が見えづらい点もある。また常に背後にあるのは、J.グールド、そしてもっと背後にあるのはダーウィン。やはり進化論はダーウィン様の掌の上で動いているということか。

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2025年11月記

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