嶋田屋(元祖嶋田屋)

  深大寺の山門の真ん前、門前(そばごちそう門前)の反対側、山門から見下ろすと右側にあるお店です。創業文久年間(1861年〜1864年)を謳っているお店です。江戸名所図会の巻三(1834年〜1836年)にはすでに深大寺そばが描かれているので、江戸時代からこのあたりはそばの名所だったようです。

 嶋田屋は山門の真ん前というばかりではなく、亀有弁財天池にも面しているという絶好の立地です。観光シーズンの昼時は混雑すると思われます。地元の利を生かし、午前中天気が悪かった日に出かけてみました。予想通りすいていて、1階の池に面した席を選べました。2階は座敷席になっています。

 天ぷらが組み合わさったおそばも何種類かあって迷いました。結局ふつうの天ざる(1,350円)にしました。お酒は選択の余地がなく菊正宗の冷酒(800円)です。お客さんも少なく(店を出るころにはかなり入ってきました)、池に面した席ということもあり、深大寺山門前とは思えない静かな雰囲気を楽しめました。

2016年11月記

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