黒部峡谷パノラマツアー

2018年6月3日、4日で黒部峡谷パノラマツアーに参加してきました。

(1) 1日目    (2) 2日目    (3) 地図

(1) 1日目(6月3日)

 まず湘南新宿ラインで大宮に出ます。駅構内で駅弁(笹の葉寿司)をゲット。10時58分大宮発北陸新幹線はくたか559号に乗ると、13時02分に黒部宇奈月温泉駅に着きます。さすがに新幹線は速い。富山地方電鉄の新黒部駅は歩いて数分の所にあります。待合室で往復の割引切符を購入します。13時15分発特急宇奈月1号に乗れば、13時33分に宇奈月温泉駅に着きます。家を9時半ころに出たので、4時間くらいで着いてしまいました。

 ホテル(延対寺荘)は駅から少し離れたところ(といっても徒歩10分もかからない)にありますが、そのかわり黒部川沿いになります。チェックインは15時からなので、荷物をフロントに預けて散歩に出かけます。だいたい「やまびこコース」というものに沿って歩いてみました。宇奈月駅先で黒部峡谷鉄道の下をくぐり、昔は黒部峡谷鉄道の鉄橋だった山彦橋へ。真ん中の1区画が金網になっていて下が見えます.横には黒部峡谷鉄道の時刻表が貼ってあり、新山彦橋を渡るトロッコ列車の撮影の便宜が図られています。少し待てば宇奈月発の列車が通るとわかったので、少し待って撮影しました。

 その後その先にある吊り橋を渡ってみました。橋からは山彦橋と新山彦橋の両方が見えます。一端戻ってトンネルをくぐります。くぐり抜けると車道とぶつかります。車道を避けて宇奈月発電所に下ります。ガラス越しにタービンが見えます。そこからは急な階段を登って宇奈月ダムの堰堤に。まず堰堤脇の資料館に入って、また置いてあるダムカードをもらいます。資料館を出たあとは堰堤を歩いて渡ってみました。放水量が多く迫力があります。

 帰りは車道を通ってトンネル出口まで。さらに山彦橋を渡って宇奈月駅近くに戻りました。次はやまびこ展望台です。真下に新山彦橋が見えるビュースポットです。先にいた女性二人組にササユリが咲いていると教えてもらいました。ここにも黒部峡谷鉄道の時刻表が貼ってあります。ただ次の便まで少し間があります。ホテルに戻ろうかと思っていたら、汽笛が聞こえました。宇奈月に向かう臨時便のようです。残念ながらトロッコ車両は連結していませんでした。

 16時ころにホテルに戻ってチェックイン。部屋は4階の端の方、真下に黒部川を見る広い部屋でした。早速露天風呂へ。その後部屋で一休みします。夕食は6時から、品数豊富な和食です。あと日本酒3種類+そのうち一種類の冷酒という試し酒セット、冷酒は一番美味しかった幻の滝にしました。

 あとは寝るだけです。

 

左の画像をクリックすると、富山地方鉄道新黒部駅〜宇奈月温泉駅の電車の全面展望動画(4K60P)をご覧いただけます。
左の画像をクリックすると、新山彦橋を渡る黒部峡谷鉄道の動画(4K60P)をご覧いただけます。
kurobekyokokutetsudo.jpg (428858 バイト) 左の画像をクリックすると、この日のアルバムをご覧いただけます。

1日目  2日目 地図 トップへ 旅行目次へ戻る home

(2) 2日目(6月4日)

 この日が黒部峡谷パノラマツアーの日です。予約していた第2便は8時から宇奈月駅で受付なので、それに合わせて行動開始。5時にまずお風呂。この時間帯は露天風呂は女性用なので内風呂になります。朝食は6時半から、夕食時と同じ1階のレストラン。7時半ころにチェックアウトして宇奈月駅に向かいます。受付は駅に2階です。予約名簿を確認、メンバー表と身分証明書の提示、簡単な手荷物検査があります。受付時に首から提げる参加証が配られます。欅平から先のトロッコの号車、またひもの色でエレベーターに乗る順番(2組)がわかるようになっています。8時20分に再集合とのこと。再集合してこの日の注意事項を受けます。この日のツアーの第2便は42名という大勢の人数でした。ちなみに前後の第1便、第3便は2名ずつです(最少催行人数1名だそうです)。ただ、第3便以降はパノラマ展望台での時間が短くなります。

 9時に出発、指定された車両は1号車、トロッコでした。欅平までは普通の乗客が乗る車両も連結されています。欅平で改札に向かわず、そのまま前方に集合します。トイレなどを済ませて再集合。パノラマツアー組は欅平でヘルメットを受け取り着用します。10分ほど後に、いよいよ欅平ここから奥へ。ここは普通では入れない路線になります。スイッチバックのある路線は、でも短く、すぐに竪坑エレベーターの乗り口に着きます。トロッコ1両を積める巨大な竪坑エレベーターで一気に200m上昇。

 竪坑を登ると外に出ることができ(途中にトイレあり)、素晴らしい展望です。奥鐘山の後ろ、左右に白馬槍・天狗ノ頭、鹿島槍(南峰)・爺ヶ岳が見えます。一端トンネル内に戻って先に進みます。最後は急傾斜、でもここにも線路が続いています。かつてはこの急傾斜をワイヤーで資材を積んだトロッコを引き上げたそうです。この上部トンネル出口を出たところからの展望も素晴らしい。

 この日は天気がよいので、ここに荷物を置いてパノラマ展望台に向かいます。あの、阿曽原から欅平までの水平歩道の一部を歩くことになります。一部は桟道になっています。20分もかからないでパノラマ展望台に着きます。白馬鑓・天狗ノ頭・不帰の嶮・唐松岳、猫又山・釜谷山・毛勝山、鹿島槍・牛首山などがよく見えます。ひとしきり展望を楽しんだあと、上部トンネル出口前の広場に再集合します。ツアーのパンフレットを見ると、ここで案内人に断れば、ツアーを離れて欅平まで歩いて降りることもできるようです。ただ、この季節はまだ水平歩道が通行止めでした。

 トンネル内に戻って検収庫の見学です。トロッコの検収に使われる大きな空間です。パノラマ展望台に天候や道の具合で行けないときは、ここでビデオ上映会となるそうです。そうでなくてよかった。このあと、黒四に向かうトロッコの見学です。ここは途中の高熱墜道を通過するため、機関車はバッテリー駆動、客席のまでにも手動ワイパーが着いています。こちらにも行ってみたくなりました。

 竪坑を降り、再びトロッコに乗って欅平へ。乗る予定の宇奈月行きの集合は13時20分(13時31分発)。約40分くらいの時間があります。この時間を利用して、近くを散策したり、あるいは欅平駅に2階のレストランで食事もできます。でも、その前の13時10分発の宇奈月行きに乗ると一本速い新幹線に間に合うので、時間を変えてもらいました。

 富山地方鉄道宇奈月温泉発は14時47分、これに乗って新黒部は15時10分、新黒部で新幹線の黒部宇奈月温泉駅で乗り換えです。ジパング倶楽部を使うこともあり、また駅員が発見に慣れていないこともあり、少し手間がかかりました。また、座席もようやく指定席がとれるとほどに混んでいました。15時22分発のはくたか568号になります。大宮には17時26分、すぐに湘南新宿ラインに乗り換えることができました。帰りも宇奈月温泉から4時間ほどで自宅に戻ることができました。

 今回は普通では入ることができない欅平から先に入ることができ、また天候にも恵まれたためにパノラマ展望台などでは素晴らしい眺望を楽しむことができました。次回は是非黒四まで抜けてみたいと思います。

黒部峡谷パノラマ展望ツアー:http://kurobe-panorama.jp/ (申し込み順、定員制、有料)

黒部ルート見学会:http://www.kepco.co.jp/corporate/profile/community/hokuriku/koubo/index.html (抽選、無料)

 

panorama.jpg (212043 バイト) 左の画像をクリックすると、この日のアルバム(静止画)をご覧いただけます。

1日目  2日目  地図 トップへ 旅行目次へ戻る home

(3) 地図

上の地図をクリックすると、google napで今回の旅程全体をご覧いただけます。赤系が歩いた部分。青が富山地方電鉄、黄青が黒部峡谷鉄道です。
黒部峡谷鉄道や黒部峡谷展望ツアーのコースはトンネルが多く、GPS電波を受信できないために位置情報にかなりの誤差があります。
上の図をクリックすると、パノラマ展望コースをgoogle earthでご覧いただけます。
panoramasyuyu.jpg (1005617 バイト)
現地でもらったパンフレットに載っていたパノラマ展望コースの案内図です。クリックすると拡大します。戻るときはブラウザの戻るボタンでお戻りください。

1日目  2日目 地図 トップへ 旅行目次へ戻る home

2018年6月記