都電荒川線

2025年11月、2回にわたって都電荒川線を使って散策しました。

(1) 1回目    (2) 2回目

(1) 1回目(11月14日) 

 11月20日に行う、高校同期ハイキングクラブでの散策の下見です。

 本番に合わせて、9時半ころJR山手線高田馬場駅南口(戸山口)を出発。戸山公園の大久保地区の入口から入り、箱根山地区へ。箱根山(山手線内最高峰、44.6 m)を制覇。公園のサービスセンターで登頂証明書をもらえますが、箱根山からは少し離れています。しかも高田馬場側です。高田馬場に戻る形でサービスセンターへ。20日は登る前に寄って登頂証明書を事前にもらえないか訪ねたら、それなら20日の分の証明書も今差し上げますということでした。20日参加予定の人数分、20日の日付の証明書をもらえました。

 戸山公園の早稲田側の出口を出て、早稲田大学へ向かいます。公園を出てすぐ左折、大通りの十字路を右へ、サイゼリア、放生寺の前、さらに穴八幡宮の中を通り抜けます。居酒屋「かわうち」で横断歩道を渡り、細い道に入ります。突き当たりが早稲田大学、大隈講堂−大隈像を結ぶ延長上でした。ここから入り、校舎3階分の階段を降ります。

 そのまま大学を通り抜け、都電荒川線早稲田駅に。乗る時にパスモ(首都圏私鉄交通系ICカード)で1日乗車券(400円)を買います(パスモに購入したことが記録されます)。

 鬼子母神前駅で降りて、参道を雑司ヶ谷鬼子母神堂まで往復します。この日は結構賑わっていました。ただ、参道はお店が入り口のそば屋くらい、かつての門前町はふつうの民家になっています。

 次はあらかわ遊園、20日に昼食をとる予定の場所です。荒川遊園地前駅で降り、あらかわ遊園へ。入園券(シニア400円)だけを購入して、園内を探索。この日は未だかつてない混雑、日本一遅いというジェットコースター(ファミリーコースター)などの乗り物(観覧車以外は200円)は60分待ちでした。待ち行列がない観覧車(400円)だけ乗りました。とりあえず園内の“もぐもぐハウス”で昼食場所が確保でき、昼食も調達できることを確認します。ただ、この日は長蛇の列で無理でした。この日はたまたま「『埼玉県民の日』で混んでいる」と園の人がいっていたので、20日は大丈夫そうです。まあ、ここがダメでも園内で食事をとれる場所(ふれあいハウス2階など)を確認しました。

 都電に戻り、終点三ノ輪橋駅へ。荒川遊園地前駅からはかなり距離があります。

 三ノ輪橋は、大昔何回か来た場所です。でも、ほとんど記憶がない。とりあえず駅前のアーケード街を左折、ちょっと行くとさらに左手が長いアーケード街になります。こんなに長いアーケード街があったことをすっかり忘れていました。ここはジョイフル三の輪という、昭和レトロ感満載の商店街です。端まで往復します。途中で映画の撮影をやっていました。たしかに、昭和感が必要な映画のロケには適した場所です。端は三ノ輪橋駅一つ手前の荒川一中前駅(ジョイフル三ノ輪前駅)の近くになります。アーケード街を歩くなら、ここで降りて三ノ輪橋駅まで歩いた方がよさそうです。

 あらかわ遊園が超絶混雑していたため、そこでの昼食をとることができませんでした。少し遅めですが、ジョイフル三の輪内のそば屋「砂場」で昼食にしました。ここは外装も内装も昭和レトロ感満載、真空管ラジヲが現役で動いていた、その音質がいいのにびっくりしました。

 ジョイフル三の輪をまっすぐ通り抜け、国道4号を渡って右に少し行くと浄閑寺(投げ込み寺)です。近くには吉原遊郭があった、その遊郭の身寄りがない遊女が死んだときに遺体が投げ込まれたという寺です。不遇の死をとげた遊女たちを祭る新吉原慰霊塔などがあります。

 さらに近くの目黄不動尊がある永久寺にも寄りましたが、門が閉まっていました。三ノ輪橋駅に戻ります。

 早稲田行き電車に乗り、梶原駅で降ります。ここは「都電もなか」を売っている、和菓子屋「明美」があるので。お店で都電もなか全7色(1,295円)をコンプリートしました。

 次に降りたのは王子駅前駅です。飛鳥山公園のこちら側入り口には、「アスカルゴ」(エスカルゴ型モノレールのケーブルカー、あすかパークレール)があり、高低差17.4 m、レール長48 mを2分で駅と公園を結んでいます。しかも無料。運営する北区太っ腹。

 飛鳥山公園は都電飛鳥山公園へまっすぐ通り抜けるだけで、公園内は探索しませんでした。途中に飛鳥山標高25.4 mの標石があります。公園内には渋沢栄一資料館、紙の博物館(渋沢栄一が創業に関わる王子製紙内の博物館が前身)、北区飛鳥山博物館、さらには食事処もあるようです。

 都電の王子j駅前駅から飛鳥山公園駅は、都電が一般道路を通る区間です。しかもかなりの急坂です。

 都電の最後は庚申塚駅。ここは巣鴨地蔵通商店街(じつは旧中山道の一部)の北の端になり、入り口には猿田彦神社があります。商店街をぶらぶら歩きながら、20日に「反省会」ができそうなお店を物色します。とりあえず、とげ抜き地蔵がある高岩寺近くのときわ食堂本店を第一候補とすることにしました。ここはかなり大きなお店なので、10名程度なら入れそうです。商店街を通り抜け、中山道に出るとJR山手線巣鴨駅はもう近い。ここで、下見は終了です。歩数約2万歩、ハイキングクラブではとても無理な行程なので、当日はどこかを取捨選択することにしました。

時程表
09:30 JR山手線高田馬場駅
10:10 箱根山
11:40 都電早稲田駅
11:45 都電鬼子母神前駅着
12:00 鬼子母神前駅発
12:35 荒川遊園地前駅着
13:20 荒川遊園地前駅発
13:45 三ノ輪橋駅着
14:45 三ノ輪橋駅発
15:25 王子駅前駅
15;45 飛鳥山公園駅
15:55 庚申塚駅
16:25 JR山の手線巣鴨駅

20251114cover.jpg (872328 バイト) 左の画像をクリックするとgoogle photosのアルバムが開きます。
20251114map.jpg (546350 バイト) 左の画像をクリックすると、この日の行程をgoogle mapでご覧いただけます。

トップへ 旅行目次へ戻る home

(2) 2回目(11月20日) 

 この日は高校同期のハイキングクラブとしての散策です。参加者は10名でした。少し曇っていて、日陰は寒い。

 9時半、全員が揃ったところで出発。戸山公園大久保地区を通り抜け、箱根山地区へ。箱根山山頂で、下見の時にもらっておいた20日付けの登頂証明書を参加者に渡します。

 戸山公園を通り抜け、下見通りに早稲田大学へ、早稲田大学も通り抜け、都電荒川線早稲田駅に出ます。パスモがなかったので(※)、紙の1日乗車券を買いました。

 この日は雑司ヶ谷鬼子母神はパスして、そのままあらかわ遊園に向かいます。予想通り、あらかわ遊園はすいていました。遊園内の“もぐもぐハウス”の2階の席も確保でき、持参したもの、あるいはここで調達したもので昼食です。昼食後、しばらく遊園内の遊具を三々五々楽しみます。

 すでにかなり遅くなっていたので、三ノ輪橋周辺、飛鳥山公園はカットして、庚申塚駅に戻ります。

 巣鴨地蔵通り商店街入り口、猿田彦神社でときわ食堂本店に電話。予約は受け付けないが、いまなら10人分の席はあるということでした。

 商店街をのんびり歩き、ときわ食堂本店へ。席は6人と4人に別れましたが、すんなり入店できました。

 反省会のあと、とげ抜き地蔵の高岩寺へ。ここでクラブでの散策は解散となりました。

 都電荒川線は、戸山公園から早稲田大学への道がいろいろあるのでどこを通れば近いか、また記憶が曖昧だったところ(三ノ輪橋周辺や飛鳥山公園)もある、さらに乗ったことがないあすかパークレールもあり(この日は乗りませんでした)、取捨選択の判断もできたので、下見しておいて正解でした。

時程表
09:30 JR山手線高田馬場駅
10:20 箱根山
11:45 都電早稲田駅
12:25 都電荒川遊園地前駅着
14:05 都電荒川遊園地前駅発
14:30 都電庚申塚駅
14:45 ときわ食堂
16:05 高岩寺(とげ抜き地蔵)で解散

20251120cover.jpg (727028 バイト) 左の画像をクリックするとgoogle photosのアルバムが開きます。
20251120map.jpg (971029 バイト) 左の画像をクリックすると、この日の行程をgoogle mapでご覧いただけます。

※ 今回は個人的なトラブルがありました。JR山手線新宿駅と高田馬場駅間で、パスモを落としたのです。下車した高田馬場駅で落としたことに気がつき、駅員にその旨を届け、連絡先の電話番号を教えてもらいました。昼前(早稲田駅近く)で電話。幸いすでに西日暮里駅に届いているとのことでした。照会番号15桁の数字を教えてもらいます。巣鴨で解散になったあと、西日暮里駅で無事に回収できました。パスモは記名していたし、カードケースは特殊(首都圏鉄道詳細図、さらに自分のドメイン入り)という所有者が特定しやすいものだったのが幸いしました。また、なぜ落としてしまったのかを考えると、パスモとスマホをズボンの同じポケットに入れていたため、スマホをポケットから取り出すときに一緒にポケットから出てしまったようです。これを反省し、出歩くときはスマホは若い人たちのように首からぶら下げようと思います。

トップへ 旅行目次へ戻る home

2025年11月記