大菩薩

 2004年11月3日(水)、大菩薩を目指しました。11月3日は晴れの特異日といわれていますが、ここ10年はそうでもないようです。

 5時ころ自宅を出発、途中のコンビニで食料を調達して、中央高速勝沼・塩山IC、青梅街道を使い、雲峰寺からで上日川峠を目指します。峠には7時前に到着。駐車場に車を入れます。ここのトイレは水洗でした。

 おにぎり&味噌汁の朝ご飯を食べたり、山歩きの支度をします。7時20分ころ出発。福ちゃん荘までは舗装された林道です(山道もあり)。福ちゃん荘には7時40分ころ到着。この福ちゃん荘はわれわれの世代には、赤軍派事件で有名です。1969年11月4日に、「軍事訓練」(何をやっていたのかな?)をしていたメンバー53人全員ががここで逮捕された事件です。ほぼちょうど35年前のことでした。

 ここからは、唐松尾根を雷岩を目指して登ります。かなりの急登。途中から富士山がきれいに見える場所もあり、慰められます。雷岩には8時半ころに到着。展望を楽しむために休止。このあと、いちおう大菩薩嶺(2059.6m)にも行きました。三角点はあるのですが、現在は木に取り囲まれて展望はありません。8時45分ころでした。もう一度雷岩に戻ったら9時ころになっていました。

 ついで大菩薩峠を目指します。雷岩から大菩薩峠までは南西側の展望を楽しみながら歩くことができます。この向きに歩くと、富士山を見ながら歩くことができます。逆コースを歩く人も多くいます。この日は秋のわりには空気の透明度が低く、遠くの山は見えません。富士山も霞んでいます。途中、旧大菩薩峠であるさいの河原には避難小屋があります。大菩薩峠には立派な山小屋介山荘があります。9時半ころに到着。25年ほど前、丸川峠経由で大菩薩に登り、ここに泊った記憶があります。そのときは、そのあと丹波大菩薩道を丹波まで降りたのでした。山荘付近で少し休みます。

 この日は、石丸峠へ向かいました。熊澤山は少しきつい。熊澤山からは気持ちのいい開けた道になります。石丸峠到着は10時10分ころでした。本当は、小金沢山、さらには牛奥ノ雁ヶ腹摺山も目指そうかと思ったのですが、この日は少し出遅れてしまったし、空気の透明度も悪いので、小金沢山の途中の気持ちのいい笹道まで行くことにします。

 笹原の中の狼平までの道は、所により笹に道が隠されているところもあります。狼平には10時半ころ。ここで、持参した食料を食べたりして大休止。狼平から石丸峠まで戻ります。途中、奥多摩方面がよく見えるところもあります。石丸峠に戻ったのは11時10分ころでした。

 石丸峠から、車をおいてきた上日川峠に向かって降りはじめます。この道は結構長いし急なところもありました。2回ほど林道を横切り、大菩薩自然観察道に入ります。上日川峠に戻ったのは12時半ころでした。小金沢山、牛奥ノ雁ヶ腹摺山をパスして正解でした。これらは大菩薩とは別に目指すことにします。

 上日川峠のロッジ長兵衛できのこそばを食べました。帰りは雲峰寺に戻らず、そのまま林道を抜ける形で大和村から国道20号(甲州街道)を目指します。途中の嵯峨塩鉱泉(温泉)で、温泉に入ってから帰宅しました。嵯峨塩館は風格のある鄙びた宿で、いつかは泊ってみたいと思いました。 

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雷岩の途中から富士山。 雷岩から富士山。手前は大菩薩湖。 大菩薩頂上。2059.6m 大菩薩峠から雷岩方面を振り返る。 小金沢山への笹道。
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石丸峠から来た道を振り返る。 狼平。 奥多摩の山々。 沢を渉る。 嵯峨塩館(温泉)。

2004年11月記

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