2025年10月23日
高校同期ハイキングクラブのフラクション、メンバー計3名で10月22日〜24日四国遠征を行い、23日に石鎚山(1,982 m)を登りました。
石鎚山は西日本(近畿以西)の最高峰です。前日に土小屋の国民宿舎石鎚に入っておきました。宿の朝食は食堂で、昨日の席に置いてある「弁当」です。味噌汁は何種類かあるインスタントを自分で作ります。まあ、この形式は、登山開始の時刻を自分で決められるので、合理的といえば合理的です。少し寂しいすが。
前日の夕方から日が沈んがあともずっと曇っていたので、狙っていたレモン彗星は撮れませんでした。この日は4時前に起きて、外に出た見たら星がきれに見えたので、オリオン座などを撮りました。ただ、撮っている最中にガスが出てきたので早々に引き揚げました。
6時半ころに朝食の弁当を食べます。7時40分に出発。国民宿舎駐車場奥がそのまま登山道につながっています。しばらく登ると、土小屋の登山者用駐車場からの登山道と合流します。このあたり、木漏れ日がきれい。湿った木の桟道など少し緊張するところもありますが、緩い傾斜の道が続きます。ベンチ1前あたりから、石鎚山が見える場所も出てきます。
ベンチ1、ベンチ2、ベンチ3と順調に通過します。このあたりから素晴らしい雲海も見えてきます。紅葉した木々もきれい。ベンチ3からは頂上の神社も見えます。
鳥居があるところが、ロープウェイ(成就)からの登山道との合流点です。階段を上ると公衆トイレ(山中唯一のトイレ)があります。トイレから急登が始まります。70 m近い二の鎖、三の鎖は使わず、巻道を上ります。ここは鉄の桟道になっている部分が多い。網目状の鉄板なので下が見えます。巻道も結構な急登です。でも頑張って登ると石鎚神社や頂上山荘がある弥山(みせん、1,972 m)に出ます。ここで大休止。
眼前には石鎚山最高峰天狗岳(1,982 m)が迫ります。天狗岳までも登山路は続いていますが岩場の連続なので、弥山からの展望だけで我慢します。
頂上山荘には立派な食堂もあるので、それを目当てに弁当は持って来ませんでした。食堂には“天狗岳カレー”(2,800円)もありましたが、“雲海カレー”(2,000円)にしました。ホワイトシチューを雲に見立て、ご飯で作った天狗岳を囲んでいます。
せっかく登って名残惜しいですが、暗くなる前には宿に戻りたいので頂上を出発。登りとまったく同じコースを下ります。下りになる13時過ぎても分厚い雲海はまだそのままでした。
宿には暗くなる前の16時前に到着、登り3時間50分、昼休み1時間5分、下り2時間50分、合計7時間45分の長い行程でした。
この日も日没後のレモン彗星に挑戦しようとしましたが、その方角は地平線近くまで雲に覆われ、星は全く見えませんでした。でも、雲の下に西条市の明かり、そして東北の方角は流れる雲の合間から星が見えました。
時程(7時間45分、標高1,471 m〜1.972 m)
07:40 国民宿舎石鎚
08:35 ベンチ1
08:50 ベンチ2
09:30 ベンチ3
10:30 ロープウェイ道と合流、トイレ
11:10 二の鎖分岐
11:20 三の鎖分岐
11:30 石鎚山(弥山、1972m)
12:35 頂上出発
13:05 トイレ
13:50 ベンチ3
14:30 ベンチ2
14:45 ベンチ1
15:25 国民宿舎石鎚
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| 国地理院地図での行程図。自分で地図上の登山路をなぞってつくりました。 | google earthでの行程図。GPSロガーがうまく作動しなかったので、国土地理院地図から作ったものです。経路を右クリックすると出てくるメニューの“高度プロフィル”を選択すると、経路の断面図を得られます。 |
2025年10月記