笠取山(2017年5月31日)

 2017年5月31日、高校同期のハイキングクラブで笠取山に行ってきました。2002年6月2日はこちら、2009年11月6日はこちら,、2011年7月10日はこちら

 6時45分、 JR豊田駅北口に集合して出発します。この日の参加者は8名(男女比5:3)。車2台に分乗です。八王子ICから中央高速に乗り、初狩PAで再集合。勝沼塩山ICで降りて国道411号(青梅街道)の最高点柳沢峠で一休みします。峠から少し下りたところ、落合集落のあたりを左折して林道に入ります。作場平の駐車場に車を止めます。すでに何台かの車が止まっていました。

 9時40分ころ出発、例によりヤブ沢峠を目指します。新緑が心地よい。東京都水道局の管理が行きどいている整備された登山道が続きます。ヤブ沢峠からは林道(柳沢峠から続く斉木林道、一般車通行止め)になります。笠取小屋には11時半ころに到着しました。テーブル・ベンチを借りて昼食を兼ねた大休止です。他のグループもいます。さらにシカもいました。小屋にはバイオトイレもありますが、使い方の悪い人もいるらしく厳しい警告文がはられています。

 笠取山のとりつきまでは、木で舗装されたという感じの道と山道が並行して走り、山道は小さなピークをたどります。最後のピークの手前のピークが小さな分水嶺、ここは多摩川、荒川、富士川という3つの川の分水嶺、トリプルジャンクションなのです。富士山がかすかに見えました。

 最後の小ピークから見る笠取山は大変な急登です。実際に登っても大変な急登、また大きな樹木がないので下が丸見え、下るのを躊躇するような場所です。笠取山という標識が出ている展望のよりピークには12時50分ころ到着。記念写真を撮ったりして少し休みます。

 笠取山の本当の頂上(1953m)はさらに進んだところ、少し岩場を超えたところにあります。ここはあまり展望がありません。さらに進むと右に折れる下りの道があり、かなりの急降下のこの道を下ると唐松尾・黒槐山(くろえんじゅ)からの縦走路にぶつかります。この縦走路を笠取小屋の方に向かって少し進むと多摩川の公式水源・水干(みずひ)です。下流からここまでたどると水がなき、コップだけを持って実際の多摩川の流れが始まる場所まで60mほど下ります。とても美味しい水が湧いています。でも、登り返すのが一苦労。

 笠取小屋に戻る途中、もう一度小さな分水嶺のあるピークに登りました。 笠取小屋に戻ったら、小さな四輪駆動車と黄色いベストを着た人がいました。シカの管理をやっているそうで、シカの駆除も行っているそうです。しかし、ここ笠取小屋付近のシカは駆除の対象ではなく、さらに餌を与える登山者もいるので、このあたりのシカはあまり人を恐れないというようなことを言っていました。実際このときも、昼と同じく2頭のシカガいました。

 帰りは小屋から直接降りる一休坂をとります。急坂と書いてあるほどの急坂ではありません。いつもは長く感じるこの下山路も、この日は大勢で降りたためかあまり長く感じませんでした。ゆったりとした行程で、作場平に戻ったのは16時近くでした。

 帰りは青梅街道経由、丹波山村が経営しているのめこい湯に寄りました。めのこい湯へは、道の駅たばやまの駐車場がある多摩川左岸がわから吊り橋を渡って行くことになります。めのこい湯併設のお食事処では、シカ肉ソーセージも食べられます。でも、道の駅の売店でもお土産用を売っているだろうと、お風呂から上がった後直接駐車場に戻ったら、道の駅も併設している簡易食堂も、もう店を閉じていました(17時閉店)。残念。お風呂上がりのみなが揃ったところで、解散となりました。

この日は少し雲が多い日で、遠いところの景色はよく見えませんでした。でも、途中の新緑、頂上のシャクナゲ、さらには多摩川源頭の水を飲めて、楽しい山行でした。

kasatori20170531.jpg (622581 バイト) 左の画像をクリックすると、google photosでこの日のアルバムをご覧いただけます。
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2017年6月記

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