黒川鶏冠山

 2018年10月22日、黒川鶏冠山に行ってきました。

 朝の4時半ころに自宅を出発、中央道勝沼塩山ICから国道411号(青梅街道)をひたすら走り、青梅街道最高地点柳沢峠(1472m)の駐車場に車を入れます。6時半ころでした。先に車が1台止まっていました。ドライブイン脇の展望スポットからの富士山が朝日を浴びて立体感があります。もう少し早く到着したら赤富士を見られたかもしれません。気温は4.4℃と寒いくらいです。

 7時前に駐車場を出発。道路を渡り登山道に入ります。この辺り一帯は山梨県ですが、多摩川の水源林なので東京都水道局が管理しています。そして、散策路を整備して解放しています。いくつかある水源地ふれあいの道の中の「柳沢ゾーン」になり、登山道は初めのうちはその散策路ナラ坂コースと一緒です。梅の木尾根の分岐から登山道になります、とはいってもこれまでとそう変わりません。大菩薩法面との分岐六本木峠までだらだらと登り、そのあと横手山林道まで下ります。

 横手山林道は工事中らしく、登山者も使える仮設トイレやAEDも設置されているようですが、登山道が林道を横切るあたりからはそれらは見えませんでした。台風24号の影響はここにもあって、倒木が登山道に倒れているところが何か所かありますが、問題なく通過できます。横手山峠直前に黒川金山跡への道が分岐していますが、3.4kmとの表示なのでいつもあきらめてしまいます。横手山峠で道は落合集落側(北側)と南側に別れます。南側をとります。

 見晴台の分岐に「黒川山」とあり、ここが1710.1mの地点のようです。国土地理院の地図では漠然と鶏冠山(黒川山)と出ています。見晴台は1716mと少し高い。岩が露出してい場所で、名の通り南東−南−西−北−北東の展望が優れています。この日は南の大菩薩、その右奥の富士山、西南には南アルプスの荒川岳、北岳など、奥秩父から奥多摩の山々もよく見えました。

 分岐に戻り、鶏冠神社のピークを目指します。落合集落への分岐があり、ここからも黒川金山跡(2.4kkm)に降りられるのですが、急降下のようです。分岐を少し行くと岩場です。登山地図では神社のピークを鶏冠山としています。国土地理院の地図では1700mちょっとで、結局見晴台が一番高そうです。神社には9時25分ころに到着しました。ここも大菩薩や富士山がよく見えます。木がなければ奥多摩の展望も素晴らしい位置ですが、木々が邪魔をしています。

 帰りは分岐から落合集落側の道を使いました。こんな所の道も、ところどころ石垣が積んであります。落合集落の人々が鶏冠神社への道として整備したきたのでしょうか。途中で落合集落に降りる分岐があり、ここまでは結構長いですが、ここまでくれば横手峠は近い。横手峠からは何組かの登山者とすれ違うようになりました。帰りの六本木峠までの緩い登りが結構つらい。梅ノ木尾根の分岐からイモノキ尾根への道を少し入ったところに、多摩川源流部を眺められるスポット(1603m)があり、そこにテーブル・ベンチがあるので昼食としました。気温は8.5℃、ジッとしていると寒いくらいです。

 ここからはたくさんの散策路があります。とりあえず、イモノキ尾根から沢に降りてブナ坂を眼雑コースをとりました。そこから青梅街道側の柳沢口(1467m)に出て、少し車道を歩いて駐車場に戻りました。駐車場にはたくさんの車が止まっていました。12時25分になっていました。ちょっと疲れました。黒川金山跡に行かなくて正解、でもいつか行ってみたいです。

 帰りは青梅街道を奥多摩側に降りました。途中の道の駅たばやまの温泉のめこい湯に入り、道の駅で鹿肉シーセージを買いました。さらに奥多摩駅近くの山城屋で生ワサビも。この日は圏央道を使わずに、青梅街道−吉野街道−滝山街道と一般道で八王子ICまで、そこから中央道に乗って帰りました。

 

keikanjinja.jpg (602163 バイト) 左の写真をクリックすると、この日のアルバムをご覧いただけます。
上の画像をクリックすると、この日の行程をgoogle eathでご覧いただけます。
行程上で右クリックすると出てくるメニューの中の「高度プロフィル」を選択すると、下のような行程の断面図を得られます。

戻る home