キリマンジャロ(第1日目)

 8月25日、この日はマラング・ゲート(1,800m)からマンダラ・ハット(2,727m)まで。

 アリューシャ国立公園内のモメラロッジの朝。朝起きたら霧、少し小雨模様。朝食前、ロッジ近くのヒッポの池にカバを見に行きましたが、いませんでした。かわりにキリンが散歩していました。

 今日からいよいよキリマンジャロを目指します。期待と不安が交錯します。朝食後、車に乗り登山道(の一つ)の入り口、マラング・ゲートまで。ゲートに着いたのは11時ころでした。入山手続きが長いので(“ポレポレ”(ゆっくりゆっくり)です)、配られたランチをだいたい食べてしまいました。1kg強のパソコンを持ち込んでいるので、荷物をできるだけ軽くしたい。

 手続きも終わりいよいよ登山が開始できたのは、11時35分でした。その前に、現地のガイドさんの紹介があります。われわれのパーティは、日本から同行したツアー・リーダを含め12名、それに現地ガイド6名、酸素ポーター2名、ポーター26名(コック3名を含む)、という大部隊です。ガイドはわれわれの前後や中で一緒に歩き、ポーターは別に歩きます。われわれは当日の荷物、防寒具、雨具、その日の食糧・水以外は、ポーターに持ってもらいます(さすがにパソコンは自分で持ちました)。ポーターはほかに、入山中の食糧や水、燃料、さらに自分たちの荷物を持ちます。まさに重労働。

 ゲートの標高は約1,800m。最初は熱帯雨林の中の道です。私は最後尾について、写真を撮りながらポレポレと歩こうと思ったのですが、とても速い。実際、他のいくつかのパーティを追い抜かしました。写真を撮っているとあっという間に離されてしまいます。もちろん最後尾のガイドさんは写真を撮る間待ってくれています。でも、おいて行かれると気持ちが焦る。

 両脇の花に慰められながら、途中1回の休憩(休憩地はベンチ・トイレ付き)をはさみ、ひたすら歩きます。

 半日かけて、マンダラ・ハット(ハットは小屋の意味です)に到着。マラング・ゲートからの標高差約900mです。バンガローみたいな三角屋根の小屋(太陽電池付き)は真ん中で2つに別れていて、両側に入り口があります。部屋の1つは4人部屋です。中にはいると“コ”の字型にベッドが設置されていて、奥の一つが2段になっています。われわれはちょうど部屋を3つを占有する形になりました。

 トイレは水洗のものと、そうでないものがありました。まだ、ここは熱帯雨林の中ですから、水は豊富に得られるようです。ただし、飲み物は毎日渡される1.5Lミネラルウォーター、あるいは食事の時に要求すればもらえるお湯(テルモスは持参)があります。また、これらとは別にお茶の時間もあるので、飲み物不足にはなりませんでした。

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朝、霧に霞むロッジ。 マラング・ゲートの途中、トイレ休憩を取ったドライブインに、綺麗な鳥が現れました。 マラング・ゲートの管理事務所で入山手続きをします。パスポートは不要。 いよいよ出発。左が登山道のゲート。右はポーターが持つ荷物の重量を量るところです。 熱帯雨林とはいっても、日陰は寒いくらい。
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皆さん、歩くのがとても速い。でも、小屋までもう少し。 17時10分ころ、この日の宿泊地マンダラ・ハットに到着。 小屋の近くに、ヒヒが寄ってきました。 夕食はまずスープから。 メインディッシュ。

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