九鬼山

 2007年3月4日、大月近くの九鬼山に行ってきました。

 例により、6時14分高尾発松本行きの中央線鈍行列車に乗ります。猿橋駅で降り(高尾から570円)、6時45分くらいに出発。道標に従って最初の10分ほどは車道歩き。登山道に入ると、ところどころ急登の道。頑張って登って、神楽山と御前山の分岐が7時40分。まず左の神楽山を目指します。

 5分ほどで神楽山山頂679.3m)。TVの中継アンテナが立っています。岩殿山が眼下に見える感じです。暑いので、ウールのカッターシャツを脱ぎました。スポーツTシャツとスポーツ・シャツ(長袖)でも寒くありません。

 すぐに引き返して、御前山(730.0m)には8時10分。。この辺は岩殿山と同じ集塊岩のようで、脆い岩の岩場になっています。富士山の展望が素晴らしい。ただ残念なことに春霞がかかっています。

 沢井沢の頭は8時40分、沢山ある道標の中に「九鬼山まで150分」の表示。先は長い。馬立山(797m)は8時55分。もう春のような暖かさなので、木々も芽吹いています。少し降りると三つ峠がよく見えるところがありました。札金峠は9時半。ここまで結構厳しい上り下りがあります。

 札金峠を過ぎると、尾根も広くなり、気持のいい道となります。紺屋の休み場(10時)という少し開けた場所もあり、ベンチもおいてあるので一休み。ここから九鬼山への登りになります。最初は左(東)に大きく迂回する形、泥道のガレ場をトラバース気味に通過したあとは頂上までの厳しい登り。ここで初めて人に出会いました(降りてきた人二人)。

 九鬼山頂上(970.0m)は10時40分。ハムをやっている人の他、5人くらいがいました。結構人気の山らしい。禾生(かせい)から登ってきたようです。ここで大休止。お湯を沸かしてカップラーメンの昼食&お茶の時間。残念ながら頂上からは富士山の展望はありません(少しくだった富士見平がある)。その代わり雁が腹摺り山方面がよく見えます。

 11時半に出発。少しくだったところにある富士見平からは富士山がよく見えるはずですが、空気の透明度が悪いし、背景にも少し薄い雲がかかっているので、富士山はぼんやりとしか見えません。おまけに団体さんに場所を占領されていたので、写真を撮って早々に立ち去ります。

 下山は膝に優しそうな杉山新道を使いました。途中リニア新幹線の実験用線路がよく見える場所がありました。杉山新道はかつては1号路、2号路とあったようですが、片方は廃道になっているようです。下る途中、チョウチョや木々の新芽を愛でながら歩きました。民家のあるところに出たのは12時半。禾生駅まではまだ20分ほど車道を歩かなくてはなりません。

 禾生駅に着いたら、駅員さんにもうすぐ大月行くが来ますよといわれました。運がいい。何しろ富士急は1時間に2本程度、運が悪い時間帯だと1時間に1本しかありませんから。高尾まで860円(富士急290円、JR570円)でした。ただし、大月の乗り換え(13時28分八王子行き)は20分ほど待ちました。

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神楽山から岩殿山。 御前山からの富士山。富士山の左に見えるのが九鬼山。 富士山のアップ。 沢井沢の頭の道標。 もう春らしい。
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三つ峠を見ています。 九鬼山頂上下のガレ場。 九鬼山から雁が腹摺り山方面。 頂上で記念写真。 富士見平からの富士山。
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リニア新幹線の実験用線路です。 拡大してみました。下は中央高速河口湖線です。 チョウチョその1。 チョウチョその2。 春の芽吹き。

2007年3月記

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