小仏城山〜高尾山

 2020年11月24日、小仏城山から高尾山を歩いてきました。

 5時20分ころ自宅を出発。まだ真っ暗です。中央道−圏央道経由で高尾山ICへ。高速を降りるとすぐ高尾山口駅の駐車場です。6時過ぎ、まだ暗いのにもう十台以上の車が止まっています。

 薄暗い、でも歩くのには問題のない明るさになってきた6時15分くらいに出発。とりあえず日影沢から小仏を目指すことだけを決めていて、下りはお手軽に萩原作業道から日影沢に戻ろうか、景信へ行くか、高尾にも出るか決めていませんでした。まず10分ほど甲州街道(国道20号)を高尾方面へ歩き出します。南浅川を渡って、上椚田橋たもとから高尾梅郷遊歩道に入ります。しばらくは川沿いの遊歩道、高尾梅のクまちの広場で遊歩道は終わり、ここからバスも通る車道(といってもセンターラインのない道)に出て、日影までは車道歩きになります。日影沢の林道は通行禁止(歩行者もキャンプ場から先は通行禁止)になっていました。入り口には数台の車が止まっています。ここに車を入れておけば、よかったかもしれない。でも、林道が通行禁止なので萩原作業道を使えない(林道に降りたところが通行禁止内)、いろはの森にも降りられない(ここも降りたところが通行禁止内)、高尾山まで行って、考えようとここで決めました。

 日影沢に少し入ったところで沢を渡渉します。前回来たときは渡渉先が崩れていて(前回はこちら)、手も使って登山道までよじ登りましたが、もう楽に登れるようになっていました。とはいっても、いきなりの急登、以後急登−緩やかな登りを繰り返して登りが続きます。地図(昭文社の登山地図では「道標のないバリエーションルート」として点線になっている)の621m地点まで登ると、 一度かなり下ります。登り返すと、「東京農工大同窓会記念林」となり、ベンチも置いてあります。さらに最後の急登を少し登ると林道に出ます。ここも通行禁止内でした。でも、すぐに高尾から城山を巻く道と出会い、ここから先は通行可になっています。ただ、巻き道の続き、景信山方面は相変わらず通行止めです。

 小仏城山はもうすぐそこです。8時50分ころに到着。頂上(670 m)から都心方面が雲の下、少し霞んでいますが新宿副都心やスカイツリーなどははっきりとわかります。ただ、頂上の反対側、丹沢の後ろの富士山は見えませんでした。小仏城山頂上の隣り合っている二つの茶店のうち相模湖側の城山茶屋は既に営業を開始していましたが、高尾側の春美茶屋は休業中のようです。頂上には既に一人、あとから三々五々人がやってきます。

 とりあえず、一丁平を目指して降り始めます。一丁平展望デッキからは、相変わらず富士山は見えませんでした。それと、デッキ前の木々が生長してきて遮り始めています。一丁平園地からいったん、もみじ台側に降りて北側の巻き道の様子を見ます。シモバシラ自体は確認できませんでしたが、注意看板がぶら下がっているので逆にこのあたりとわかります。一丁平園地を降りきったところが、萩原作業道と大垂水(おおだるみ)峠の分岐です。萩原作業台は、路肩が崩れているという注意書きはありますが、通行止めにはなっていません。ただ、降りた先の林道が工事中のようで今は避けた方が無難です。大垂水峠方面はまだ通行止めでした。南鷹尾山陵に入るには、国道20号を使って大垂水峠まで行くことになりそうです。ただ、その先は?

 いつもは巻いてしまうもみじ台もその名に惹かれて登ってみました。城山側からだと結構な登りになります。が、あまり紅葉はありませんでした。もみじ台を降りたところから,高尾山山頂へは急な階段を直とするか、頂上を周回する5号路を使うかです。ふだんが5号路を左(北側)にとりますが、今回は右(南側)を使って、頂上を左回りに目指すことにしました。階段ルートは城山〜景信山〜陣馬山への縦走路のメインルートなので、それなりに人がいそうです。でも、この5号路は空いています。稲荷山コースを横断し、3号路(と薬王院への裏道)の分岐をやり過ごすと、1号路、頂上直下の大きなトイレがあるところに出ます。ここから頂上へは、緩い階段を少し登るだけです。

 頂上(599 m)は、10時10分ころに到着。先日のニュースでやっていた、11月22日・23日の連休中ほどではありませんが、やはりそれなりの人がいます。おまけに、小学生の遠足の子供たちが記念撮影をしていたので、少し混んだ印象になります。出発したころは曇っていた空も、青空が増えてきました。でも、展望デッキからの富士山方面は雲が多く、丹沢の後ろの富士山は相変わらず見えません。さらに別な場所、相模湾がよく見える場所からの江ノ島も確認できませんでした。

 下山は、混んでいるだろう1号路は避けて、珍しく3号路を使うことにしました。途中までは薬王院への抜け道、小型車なら通行できる道です。薬王院への道を分けると山道になります。最初かなり下りますが、あとは山腹をトラバースするかたちになり、いくつかの沢にかけられている橋を渡ります。最初の1号路への分岐(浄心門へ登る)をわけ、さらに3号路は続きます。さらに十一丁目茶屋脇から琵琶滝へ降りる道にぶつかった所から琵琶滝方面に下ります。ここはかなりの急降下。琵琶滝も近くなったところに石仏が並んだ石仏広場があり、琵琶滝へ向かうルートと、病院裏に出るルートの分岐です。病院側の道を選びました。

 病院脇から舗装路になり、病院を抜けると現在登専用になっている(琵琶滝までは行ける)6号路と合流します。ここから少しでケーブルカーの滝本駅(麓側の駅)に着きます。11時50分ころでした。カップラーメンはもってきていたのですが、せっかく麓に降りたので、門前町(?)の甲州街道に近いところにある橋詰亭で打ちあげ(昼食)にしました。冷やし天とろろ蕎麦(1,400円)にしました。

 帰りも圏央道高尾ICから高速に乗りました。順調で14時前には帰宅できました。

 高尾−陣馬縦走路とその周辺の登山道は問題ないようです。ただ、小下沢(こげさわ)周辺はまで通行止めの登山道が多く残っているようで、こちら方面に行くなら事前の確認が必要です。 

 

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