まずタンナ島に渡ります。ただ、タンナ島へのフィジー航空定期便は機体が壊れたということで欠航です。そこで、旅行会社がチャータした小型機に分乗してタナン島に向かうことになりました。フィジー航空だと重量制限がきつく、荷物は10kgまでです。チャーター便になったためにこの辺は曖昧になりました。
飛行機からはは虹やブロッケンなどが見えました。
タンナ島ホワイトグラス飛行場で次便を待つ間、空港の外を散歩してみました。日差しは強いですが木陰に入ると27.8℃、涼しい。暑い日本から南の島に避暑に来た気分。
第2便が到着したので、空港近くのホテルへ。まずは昼食(ビュッフェ形式)。ついで部屋に入ります。ロッジ風の一戸建て、ただお湯は出ませんでした。洗面所の水槽も狭く、でも持って来た洗濯袋があるので問題なし。電熱器はポートヴィラで預けたスーツケース内。でも、お湯は食事時に頼めばもらえるのでこれも問題なし。
15時、いよいよヤスール山に向け出発です。本格的な四輪駆動車4台に分乗します。一部舗装したところもありますが、他は未舗装の悪路、ヤスール山に近いところは本格的四駆でないと走れそうもない道です。
峠を越え、東側の海が見えるところから、少し霞んでいますがヤスール山も見えました。峠を下り、火山灰が堆積して砂漠のようになったところでまた一休み。もうここはヤスール山の麓なのでヤスール山が眼前に見えます。
さらに徒渉などする場所もあり、悪路を行くとビジターセンターです。ここで、係員の説明を聞き、ガイドさんとともに再出発。悪路を少し行くと登山道入り口です。最初は手すり付きの階段、手すり・階段が終わると緩い登り。登山道入り口からは15〜20分程度で火口の縁まで登れます。世界で最も簡単に噴火している火山の火口に立てるということで、確かにその通りなのでしょうが登山道入り口まで行くのが大変です。
火口の縁に立つと、ものすごい風です。持って来た簡易三脚ではカメラはまったく止まりません。火口の底には赤い部分が3ヵ所、もっともよく見える、でも、もっとも遠い場所はあまり活動していません。でも、ここは赤熱したマグマ(溶岩)がむき出しになっているようです。左側には火山ガスを激しく放出してる赤い部分があります。ここはたまにマグマのしぶきを噴き上げます。もっとも活発なのは足下。ただ、手前の岩が邪魔で噴き出してい処は見えません。それでも、大轟音とともに、マグマのしぶきを激しく噴き上げます。でも、肝心の時は、カメラの設定を変えたり、バッテリー交換しているときにかぎって激しく噴きます。まあ、そんなものです。
風が強いので超望遠レンズではぶれまくり、標準ズームでマグマのしぶきが放物線を描くところを撮りたかったのです、シャッター速度を落とすとこれもぶれまくりでした。レンズ交換もしてしまったので、撮像素子に灰が付いてしまいました。
風は強いですが、それほど寒くはありません。Tシャツの上にウールのカッターシャツ。この日はウィンドブレーカーなしで済ませました。ビジターセンターの人の終了の合図後もしばらく粘りました。
撤収して、ホテルに戻ったのは20時過ぎ。遅い夕食(ビッフェ形式)となりました。夕食後、星空を眺めたら、ケンタウルス座α星、β星は見えますが、南十字星は沈んでいました。サソリ座はよく見えました。
2025年9月記